2006.1.2 更新
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一言書評
新書・専門書
『江南の士大夫文学』 佐藤一郎 近代文藝社 |
中国、清朝最大の文学流派ともいえる桐城派に焦点をあてた論文集。戴名世・方舟・方苞から始まり、劉大カイ(木へんに魁)、姚だい(乃かんむりに鼎)、戴震、段玉裁らの人物に関して、日記・書簡やその経歴を洗い直しつつ、慎重に再評価を下している。後半には、梁啓超と蔡鍔の関係及び、江戸・明治時代への桐城派の影響までを視野に入れた論文を収めている。中国の学会の動向や研究の成果をふんだんに紹介しつつも、桐城派の評価はまだ定まっていないとの立場をとり、さらなる積極的な再評価を呼びかけている。(2001.1.13) |