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脇役キャラが秀逸! この点では、ギャグマンガの中でも際立っている。とりわけ田畑の顔とキャラは圧巻だ。色々な角度から次々と繰り出してくる一発ギャグも、安定して笑いをとれるところがスゴイ。
絵に関しては、ギャグと劇画の使い分けが曖昧だが、作者一流のこだわりと筆力は感じられる。ストーリーについては、一話ずつはそこそこ面白いのだが、全体を長編として見たときに、イマイチ説得力や深みに欠ける感がある。とくに、故郷に残してきたともみと別れるくだりは、どんなに格好つけて描いたところで、主人公の滅茶苦茶な身勝手であるのは覆うべくもない。自分勝手にご破算にしておいて、その次の頁で「喜びも悲しみも白紙に戻して、また新しい春が来る」はないだろう。
ところで、プロットといいセリフといい、随所に『めぞん一刻』の影響が見て取れる。ただし、ともみの存在が終始浮きっぱなしだった点も含めて、どのキャラも「かっこよさ」に最高の価値を求める浅薄さがあり、人生を語るにはあまりに行き当たりばったり的な感があるのは否めず、そのため『めぞん一刻』のような深みを持つにいたらなかったのだろう。一発芸的なアドリブの豊かさと、地に足のついていない軽薄さが裏腹の関係になっている作品だと言えるだろう。(2001.4.7)
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