2009.8.13 更新
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Essay (一言書評)
Comic (漫画)
| 井上 雄彦 『スラムダンク』 |
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バスケには全然興味がなかったのだが、友人に勧められてよんだら、あっという間にはまってしまった。前半3分の1ぐらい、メンバーが集まってくるところまでは、過去のエピソードが連発していてまどろっこしい、という人もいるが、そここそが醍醐味だという人も多いだろう。 桜木花道のキャラの立ち方は、メガヒットに値する大したものだと思う。マンガのキャラのガムシャラさだけで涙が出そうになるなんて、なかなかあることではない。試合中、ボールの事しか頭にない連中の集中力に、ほんとに引き込まれてしまったものだ。後半は、新しい相手が次々と出てくるため、ちょっと煩雑で思い入れも薄くなってしまったが、筆者のバスケへの情熱が、全然嫌味ではなく伝わってきて心地よい。従来、漫画化は厳しいといわれていたバスケを敢えて描いた作者の情熱の勝利だ。 31巻まで描いて、わずか4ヶ月分しか話が進んでいないというのも、ちょっと珍しい。物語の中での時間がほとんど流れていない分、他のマンガに比べると、キャラクターの性格の変化が少ない気がして、それも安定感を感じさせる要因の一つだろう。すべての登場人物が、初登場の時点で完成されたキャラクターを持っている点に、人物造型における作者の比類無き構成力を感じる。ちなみにバスケファンの知人に聞いたところでは、アメリカのなんとかいうチームのメンバーが、はっきりと湘北5人衆のモデルになっているのだとか。(2001.2.11) |
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