2009.9.1 更新
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回顧録〜哀愁の天才サウスポー〜
今中 慎二

いまなか しんじ SHINJI IMANAKA
背番号/14
生年月日/S46.3.6
身長・体重/182cm 73kg 
タイプ/左投左打 
出身校/大阪桐蔭高 
出身地/大阪


もう10年も前になるのか、と、今中の成績表を眺めて驚いてしまった。140km台後半のストレートと、空から落ちてくるようなカーブ。50kmもの球速差を活かした人を食ったコンビネーションで、面白いように三振が取れる。93年には最多勝・沢村賞等を総ナメした細身のサウスポー。

巨人相手の25勝。74試合完投。天才肌の投球から、てっきり生まれついての傲岸不遜(ごうがんふそん)な自信家だと思っていたら、そうでもなかったらしい。プロに入るとも思っておらず、大学に進んで遊べたらいいなあ、と思っていたとか。「ここまでできるとは思わなかった。プロに入ったときは、小松さん、郭さん、(鈴木)孝政さんたちが100勝と聞いても、自分とは次元が違う世界や、と思ってました」

なんとなく投げ始めたプロのマウンドで、もぎとったアウトは4186。その中で、最も印象に残っている打者は、落合と前田だという。「簡単に打つんですよ。それが悔しくて」いずれも天才と呼ばれた者同士の対決、今にして思えば懐かしい。そして対戦した打者のみならず、山本昌らの先輩投手すら「彼はモノが違いますから」と認めていた逸材。200勝できるのは、斎藤雅と今中だ! とファンが無邪気な声援を送っていた頃、94年から肩には大きな違和感があったという。

肩にメスを入れてリハビリの日々。その末に待っていたのは、130kmほどにまで落ちたストレート。あの吹っ切れるような快投は、今中の笑顔とともに永遠に失われていたのだ。「いいときはチヤホヤして寄ってくるけど、悪くなると来ないものなんだと。そういう人たちを見返してやりたいというのも励みの一つでしたけどね。でも、いいときは自分もいい思いをしたんだから、悪いときは嫌な思いをしないといけない、そう思ってました。」・・・・・・

ルーキーの年、初勝利を挙げた広島戦(9月17日)の事。「2回くらいに指のマメがつぶれて血がドバッと出たんですけど、これ監督に言ったらまたどつかれると思って、アロンアルファをつけてほうりましたよ」 こんな話、きいたことない! 巨人の星バリの根性と、栄光を一身に担(にな)った93年、そしてつらいリハビリ・・・・・・その明暗両方の経験が、快速ストレートとドロンカーブのコンビネーションさながらに、やがて指導者になった日に大いに活きてくる事だろう。13年間、お疲れさま、そしてありがとう!(2001.12.30)




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S












89 中日 10 0 0 0 1 4 0 200
40 2/3 71 5 17 0 30 32 31 6.86
90 中日 31 6 1 1 10 6 1 641 144 2/3 169 12 54 4 85 67 62 3.86 M
91 中日 36 8 4 2 12 13 0 822 193 192 10 59 3 167 66 54 2.52 A
92 中日 11 6 1 2 8 2 0 294 76 1/3 52 8 19 0 66 17 15 1.77
93 中日 31 14 3 0 17 7 1 982 249 183 20 59 2 247 67 61 2.20 A
94 中日 28 14 2 1 13 9 3 785 197 166 18 42 0 156 68 63 2.88 D
95 中日 25 15 3 3 12 9 0 773 189 178 18 45 0 150 72 69 3.29 I
96 中日 25 11 2 1 14 8 0 757 179 2/3 175 13 57 1 153 75 66 3.31 E
97 中日 10 0 0 0 2 2 0 195 44 2/3 42 5 19 3 18 23 20 4.03
98 中日 14 0 0 0 2 8 0 276 62 1/3 64 4 28 1 50 41 37 5.34
99 中日 5 0 0 0 0 1 0 38 8 11 1 1 1 6 7 7 7.88
00 中日 -- -- -- - -- -- --- --- ----- --- -- -- -- --- -- -- ----
01 中日 7 0 0 0 0 00 0 49 11 12 1 6 0 1 4 4 3.27


233 74 16 10 91 69 5 5812 1395 1/3 1315 115 406 15 1129 539 489 3.15

※赤字はリーグトップ。防御率の○内の数字は、リーグでの順位。
:沢村賞、:ベストナイン、:ゴールデングラブ)


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