コオニヤンマ 神奈川県

 オニヤンマより一足早く現れる大きなサナエトンボの仲間。大きさと踏切の遮断機のごとき黄色と黒の縞が確かにオニヤンマに似ているが、路上や木道、川原石などに体を横にして張りつくように止まり、オニヤンマほど長時間飛びっぱなしということはない。もちろん左右の複眼が離れているのもサナエトンボ類の特徴だが、このように止まり方や行動に注意するだけでもサナエトンボの仲間であることが実感できる。川の中上流域、谷戸や公園の小川など、サナエトンボの仲間としては比較的広く分布する種で、かなり街中の公園で見かけることもある。

♂ 2001. 6.18 川崎市

 ここでは毎年決まって6月ごろ複数のコオニヤンマを見かけるが、黄色味の強い未熟な個体であることが多く、青白く完熟した♂が明らかに縄張りを張っている、といった場面や、交尾、産卵等を見た記憶がない。一応流水はあるので発生していてもいいと思うが、他所で羽化したものが未熟期を過ごしに来ているのだろうか?

▲♂



 

▲♀2002.6.18 アカシジミを捕食中。

 コオニヤンマは結構大きな昆虫を狩る習性があり、モンシロチョウやスジグロチョウを捕食しているところを見る機会が多い。この時食べられていたのはよく見たらアカシジミだった。
▲体の模様などに注目していると忘れがちだが、本種は後肢が体の割に異常に長いという特徴もある。
 


飛翔写真2002.8.26