ネアカヨシヤンマ
2002.7.28 埼玉県
高知県などのようにかなり多産する地域もあるが、一般的には数の少ないヤンマで、どちらかというと稀種に属する地域も多い。平地から丘陵地の木立のある溜池や湿地で見られる。ネアカヨシヤンマとの最初の出会いは、本種の日本一の名所でもある高知県中村市のトンボ自然公園だった。夕方になると空一面ネアカだらけになり、ヤンマの黄昏飛翔といってもぱらぱらと飛ぶのしか見たことがなかった私には非常に強烈な印象だった。その後自宅近くでヤブヤンマがやけに集まって飛んでいた(といっても5.6頭)日があり、その中に高知で見てきたのとおんなじヤンマが1頭混じっていて驚いたが、その後は何度行っても目にすることはなかった。
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今回は昨年あるところで紹介されていた埼玉県東部のネアカポイントにでかけてみた(実は子供のころ鳥見に来たのだが、散々歩いてへとへとになった記憶があり、それ以来なんとなく敬遠していたのだ・・・笑)。実はここにくるのは今年2回目なのだが、前回来た時には梅雨時にもかかわらず一帯は驚くほど乾燥化しており、いくつもあるはずの池が大半消滅していて、もう近いうちにこの地域からトンボはいなくなるのでは?と思ったほどだった。しかしその時も若いネアカと思われるものが飛ぶのを目撃していたので、ダメモトでもう一度でかけることにした。着いてみて驚いたのだが、なんと水が増えている。しかも道まで冠水しているところすらあり、モノサシトンボ♂1が徘徊していたりした。そんなに大雨が降った覚えもないが、あまりに乾燥化が酷いので、もしかしてどこかから指摘があって水を入れた?・・のか??とも思ったがよくわからない。前回までの乾燥でヤゴはかなり死滅したのでは?とも思うが、ともかく水が増えていい感じなのでひたすら探すことにした。この日は午前中随分曇って薄暗く、日中だというのにマルタンヤンマの♀が2頭盛んに飛んでいたが、ネアカらしきものは飛んでいない。「飛んでいないなら止まっているはず」という無茶な理屈でそれらしい枝をチェックするが、いつものことながら全く見つからない。午後になって日が射して来たころ、池の上を大きなヤンマが飛び始めた、直感的に「ネアカ!!」と思い双眼鏡で確認すると、案の定翅の先が縁取られたように濃く、付け根が太めで先細りの腹部をした姿が見えた。腹端の上付属器がやけに目立つのも特徴だろうか。森の前を横切ると青い複眼と胸の帯が見える。
同じ所を延々と往復するばかりで、シルエット撮影が精一杯、こういうときばかりはデジスコも役立たずだ。しかししばらくしていきなり急降下、対岸のハンノキの枝に止まった!それ行け!とばかりに池を廻りこんだのだが、姿が見えない。木を一本見間違えたかと隣の木も探すがどうみてもいない!!非常にイヤーーな予感がして恐る恐る振り返ると、先ほどと同じところを実にゆったりと飛翔していた・・・(笑笑笑)。
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▲苦し紛れに双眼鏡にデジカメを押し当て、「デジビノ」撮影(^^;) 全然画面に入らずどうしようもなかったが、一枚だけ写っていた。大げさな感じの上付属器が見える。