ヒメクロサナエ
2002.4.23 東京都

 春のトンボは鳥とシーズンがダブったりで、見に行こうと思いつつなかなか行けなかった。今年こそは!というわけで、ムカシトンボとヒメクロサナエの渓流へ。 またも天気予報は外れ、朝のうちは小雨が降っていたが、その後日が射し始めるとすぐに頭上を複数のムカシトンボが飛び始めた。しかしあまりの速さにすぐに見失ってしまい、写真など撮れる状況ではなさそうだ。しばらくして小型のサナエが1頭ヒラヒラと川から上がってきて葉上にひっかかったので、双眼鏡で確認すると羽化したばかりのヒメクロサナエだった。位置が高くあまり撮れそうにないので、もしやと思い川に下りて岸を探すと、目の前のアオキやアカメガシワの葉先で羽化を終えたばかりの個体がちらほらと、計5、6頭が静止していた。



 


 ヒメクロサナエを撮影している間に黒っぽい大きめの羽化殻があったような気がして、あとでもう一度その場所に戻ってみたら、やっぱりそれはムカシトンボの羽化殻だった。こうして見ると随分色も形も違っているし、写真を見ているとなんだかまるで鉄でできているような質感にも見えてくる。その後ムカシトンボについては探雌飛翔中の♂や産卵場所を物色中の♀と何度かすれ違ったが、撮影できそうな場面に出会うこともなく終わってしまった。
羽化殻

▲ヒメクロサナエ(左)とムカシトンボ(右)

▲ムカシトンボ(左) ヒメクロサナエ(右)