ダビドサナエ
2002. 5. 19 神奈川県
渓流で見られる小さめのサナエトンボだが、クロサナエより下流寄りに見られる傾向があり、比較的開けた明るい流域にも見られる。また流下した個体は河川の中流域でも見出される。サナエトンボの仲間ではもっとも普通に見られる種で、個体数も比較的多い。


サナエトンボの仲間は未熟なうちは黄色味が強いが、特に♂は成熟するとメロンの皮のような白っぽい緑色になり、さらに年季が入ったものはむしろ地味な水色に近い色に見えることもある。理由はよく知らないが、これってある程度川の石の色に適応しているんじゃないか?と思うことがある。縄張り確保のため長時間川原に出ていなければならない♂にその傾向が強いことからしても、そんな気がしてならないのだがどうなのだろう?ヤンマなどに比べるとあまり派手さはないものの、なかなか味があっていい色だと思う。
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サナエトンボの仲間は似たものが多いので、ダビドサナエも遠くからチラッと見ただけでは「ほんとにダビドだよね?」と気になってしまうこともある(実際神奈川あたりではダビドと思ったものはほとんどの場合ダビドで正解、なのだが・・・)。しかし♂の腹端部の形状は独特なので、これを近くで確認すれば、「うーんやっぱりダビドだよねぇ・・・」と納得させられる。とりあえず野外で見つけたら、除々に近づきながら、大きさと全体感→肩のハの字→胸の2本線→そしてこの腹端部の形状、といった具合に詰めていくと確実に見分けられる。
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サナエトンボの仲間はどうも気になるグループなので、以前から時々当てずっぽうでなんとなくいそうな川へふらりと出かけてみている。しかし東京近郊で中下流域となると、どうしても水が汚れていそうな気がしてついつい避けて上流へ行き過ぎてしまい、結局ダビドサナエばかり見て帰ってくることも多い。今回もまたやってしまったか(^^;という感じだが、実際神奈川県内では例えばアオサナエがごく一部を除いてほぼ絶滅状態だそうで、比較的広く分布するオナガサナエと、羽化がそこそこ見つかるミヤマサナエを除いて、中流域のサナエを「適当に見に行く」というのも随分と難しくなってしまっているようだ。
