●飛翔2004.8.6>>

オオヤマトンボ
2002.7.28 埼玉県
 ダム湖から溜池、都市公園の池まで、開放水面のある止水で広く見られるエゾトンボの仲間。♂は池の縁に沿ってパトロール飛翔する姿がよく見られる。時にヤンマの黄昏飛翔時にちらりと紛れて飛んでいることもあって紛らわしいが、腹部後半が明確に膨れたシルエットが独特で、慣れると見分けられる。


 都市部の公園池でも見られるトンボの中で、最も撮影が難しいのがこのオオヤマトンボだろう。池の縁に沿ってぐるぐるパトロールしているのはよく見られるが、止まっているのを見る機会はめったにない。しかしこの日思いがけず交尾を撮影する機会に恵まれた。

 日が傾きかけ、あわよくばネアカヨシヤンマの産卵にでもぶつからないだろうか、とうろうろしていると、梢付近に大きなトンボの交尾態が飛んできた。ええっ?まさかネアカの交尾??と思ったが、翅が透明すぎる気もした。何度か止まるような素振りを見せながら樹幹部を移動、頼むから止まってくれー・・・と思っているとようやく枯れ枝にぶら下がったので、急いで望遠鏡に入れてみるとオオヤマトンボであった。

 この日はネアカで頭が一杯だったので、「なんだオオヤマトンボかぁー・・」とは思ったものの、考えれば普通種ながらオオヤマトンボの交尾などそう簡単にお目にかかれるものではないのだ。というわけで早速デジスコ撮影に入ったが、もう日が傾いてぎりぎりの明るさで、時々枝が揺れている。なんとか写ってくれー・・と願いながら何度もシャッターを切った結果、どうにか形になってくれた。

 後で考えたらオオヤマトンボの交尾写真自体あまり見た記憶がない。思いもかけずなかなか貴重なシーンに出会えたものだ。特に夏場は持ち歩くだけでさすがにしんどいが、やっぱりデジスコ様々である。


 

 
交尾後の♂ 交尾が終わると♀は♂に頭を挟まれたまま腹部を伸ばした格好でぶらさがって、ブルンブルンと羽ばたいて暴れ出す。「ねーあんた離してよー!!」と言っているようで笑ってしまうが、ほどなく♂から離れて飛んでいった。


▼♂ パトロール 2002.7.12 茨城県

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