ご用心!“メタボガモ”は都市伝説カモ!?
「間違った動物愛護の被害者!」とばかりに巷で話題沸騰中!?の
“不忍池のメタボガモ”ですが・・・。
ところで、皆さんはご自分の目で事実を確かめられましたか?本当に太っていましたか?飛べなくなっていましたか?
故郷へ帰れなくなっていましたか?
空高く舞うオナガガモ 2007.11.24 上野不忍池
「そうそう、こんな風に太っていました!テレビでやってました!これぞメタボガモですね!」と思われるでしょうか?
ところが、上の写真は人にエサをもらっていない、野生のカモなのです。
(2007.12.9 千葉県船橋市)
「そうそう、人にエサをもらっていない野生のカモはこんな風に体が引き締まっているはずですよね!」と思われるでしょうか?
実はこれは、上野不忍池で人の足元で盛んにえさをもらってるカモなのです。
(2007.11.24 東京都台東区)
カモはもともと他の鳥より太って見える体型をしています。
姿勢や見る角度など、状況によっても大きく印象が変わります。
越冬中はそれほど頻繁に飛ばないのも普通のことです。
鳥は全身を羽毛で覆われているので、
外見から太っている・痩せているという判断をすることが
実は極めて難しい生き物なのです。
にもかかわらず、主観的な見方や誤った事実認識をそのまま垂れ流すような、
無責任な報道が蔓延しています。
- そもそも誰が何をもって「太っている」と判断したのでしょうか?
- あまり「飛ばない」から「飛べない」と言ってしまっていいのでしょうか?
- あまり頻繁に「飛ばない」のは単に人間を敵と見なしていないからではないでしょうか?
- 「エサやりのせいで故郷へ帰れなくなった」かどうかをどうやって確かめるのでしょうか?
- 餌付けが行われていない場合と比べて、本当に外敵に襲われやすいのでしょうか?
餌付けに関しては様々な意見があると思います。
我々も、一般論としてエサやりが必ずしもよいことではない、ということに全く異論はありません。
少なくとも度を越した大量の餌やりは控えた方がよいのではないか?とも考えています。
しかし、現在巷で言われている様々なことは、
果たしてどこまでが確かめられた事実なのでしょうか?
そしてそれらが、エサやりを強権的に止めさせる理由になるのでしょうか?
いずれにしてもテレビで見た話、新聞で読んだ話を鵜呑みにせず、
まずは事実を冷静に見極めるべきだと思います。
より詳しくはぜひこちらをご覧ください。
“エサやり防止キャンペーン”へのご意見はこちらまで。
東京都環境局自然環境部計画課
電話 : 03−5388−3505
メール: S0000631@section.metro.tokyo.jp
2007.12.13