アキアカネ
日本の稲作と結びついて繁栄してきた最も数の多いアカトンボで、田圃で羽化した未熟個体は一斉に高標高地に移動して夏を過ごし、秋になると大挙して里へ下り、生殖活動を行う。しかし近年しばしば激減が伝えられており、減反や開発等による田圃そのものの減少のみならず、農業形態の変化なども原因しているのではないかと言われいる。
▲♂ 2002.9.20 神奈川県
ナツアカネによく似ているが、♂が成熟しても肩までは赤くならない。未熟個体や♀では胸の黒い帯の形状が見分けのよいポイントになる。
▲♀ 2002.8.10 東京都
▲♂ 2002.8.10 東京都
盛夏のアキアカネといえば高原や高山の稜線部のイメージが強いが、ここでは低山地の渓流沿いに数百の個体が集結していた。猛暑にもかかわらずこの谷間は意外に涼しく、天然のクーラーのようだった。こうした条件がアキアカネをこの地にと留まらせたのだろう。
▲♀ 2002.8.10 東京都
胸部の真中の黒帯の形状が、ナツアカネと見分けるポイントになる。
▲アキアカネ ♂
胸部の真中の黒帯の先端は細く尖っている。
▲ナツアカネ ♂
胸部の真中の黒帯の先端は幅広く、角く途切れる。