ウィングタグ付きモンゴルカモメ(
mongolicus)1羽が韓国で見つかる

モンゴルでドイツの研究チームによりウィングタグをつけられたモンゴルカモメのうちの1羽が、2005年12月13日に韓国南西部の紅島(Hongdo Island)で見つかりました。撮影者のPark Jong-Gilさんに許可を頂いたので画像を掲載します。日本国内でも今後ウィングタグのついたモンゴルカモメが見つかる可能性がありますので、大型カモメ類を観察する機会のある方は是非注意してください。


モンゴルカモメ Larus (?)mongolicus  韓国・紅島 撮影/Park Jong-Gil氏


モンゴルカモメ Larus (?)mongolicus (右手前) 韓国・紅島 撮影/Park Jong-Gil氏



※ちなみにこの個体の画像を見た個人的感想を書くと、韓国の多数の写真や日本での観察経験から今まで思い描いていたモンゴルカモメの標準的な姿そのもの、といった感じだった。地味な黄色の嘴に黒斑があり、頭の斑は細くてかなり少ないが、後頸とさらに顔にもかなり見られる。足はやや薄めのピンクで、上面のグレーはセグロカモメに近いが若干淡いように見える。ただしこの個体の初列風切の換羽状態(旧羽はなく新羽はP8が最長)は、銚子のセグロカモメ(vegae)の標準と同程度で、モンゴルカモメとしてはかなり遅い方と言っていいと思う。この点はある程度幅があることは予想もしていたとはいえ、ここまで遅い個体がいるというのは少し意外だった。また、モンゴルカモメでは嘴や頸、足など全体的に体型がもっと長い感じの個体がよく見られるが、この個体ではその点は画像を見る限りはあまり目立たない。今後も他のタグつき個体が見つかったりすればまたさらに色々なことがわかる可能性があるので是非注目したい。(氏原道昭)