カスピキアシセグロカモメ
 Larus cachinnans
January 13th 2005 Barka, Oman

ホイグリンカモメの群中では、より淡い上面(日本のセグロカモメvegaeと同じかごく僅かに淡い程度)と、嘴、頸、脚などが長い独特の体型、白色部の多い初列風切のパターンなどから大抵容易に見つけられた。ただし♀と思われる嘴の長さ等がさほど極端でない個体がいたり、翼の重ね方等の問題で初列風切のパターンが確認しづらい場合など、中にはカザフキアシセグロカモメ(barabensis)との違いがややわかりにくい場合もあった。数は少なめで、多くとも大型カモメの群全体の数%程度。時間帯や群によっては全く見つからないこともあった。


この個体はまだ冬羽に近い状態のようで、後頸に細い斑があった。脚の色はかなり地味で、淡いベージュのような曖昧な色。初列風切の白色部が多いのがわかる。


初列風切下面は黒色部の根元にさらに白色部が見える。


目が小さくてその割に嘴がかなり長く、独特の顔つきに見える。脚もかなり長い。


この個体の初列風切はP10の先端が全て白く、黒色部はP5まで6枚分に限られるので、その点に関しては西(黒海方面)の個体群‘Pontic Gull'の特徴に一致している。


▼以下別個体

この個体はホイグリンカモメと共に上空を舞っていて、翼下面のパターンの違いで存在に気付いた(右の写真)。その後すぐに砂浜のホイグリンカモメの群中に舞い降りた。初列風切の黒色部はP4まで(7枚分)あり、東(カスピ海方面)の個体群の特徴に一致している。


この個体は頭は真っ白。P10の先端は全て真っ白ではなく、
ごく細い不完全な黒帯で区切られている。






手前はホイグリンカモメ