日本周辺のセグロカモメ類似種/亜種一覧 2004年3月 2006年7月更新この仲間は複雑でなかなか一般には解り難いと思うので、現段階での各亜種の大体の関係を把握しやすいようにまとめてみた。なお、カモメ類の分類に関してはある程度流動的な面は常につきものであり、このページも更新日時点での位置確認、紹介程度のものであり、解説や細かい分け方、線引き等についても「最終結論」とは限らないことに注意。また写真は代表的な個体の1例であり、実際にはもっと様々な個体差等が見られる。また実際の野外識別では一見してわかるようなケースももちろん多いが、一方で常に結論が出るわけではないことも心に留めておこう。
(※注)情報量が今より圧倒的に少なかった80年代には、モンゴルカモメ(キアシセグロカモメ)mongolicusの越冬状況そのものがほとんど知られておらず、特に成鳥冬羽についてはどのような姿をしているのかすら正確には把握されていなかった。こうした時代背景などもあり、現在でいう'taimyrensis'(及びホイグリンカモメ)は当時mongolicusとしばしば混同されていた(Grant他この頃の欧米の書籍にもそのような記述がある)。そのためそれを引き継ぐ形でその後の図鑑等でもこのタイプと思われるものをキアシセグロカモメmongolicusなどとしている場合がある。
※このように現在とは全く比較にならないほど情報量の乏しかった時代の判断等について、あり余るほど情報量に恵まれた現在の知識でもって安易に批判しにかかる人が稀にいるが、これは全く不適切としか言いようがない。確かにこうした分野は、流動的な部分や時代により不統一な部分に出くわして戸惑ったり疑問に感じたりすることもあると思うが、しかしだからといって安直に批判的言動に走るのではなく、まずは時代の流れや情報量の劇的な変化といった諸事情も正しく把握した上で物事を理解しようと努めるのが正しい姿勢だろう。▲ |