最新・カモメ情報 2015.2.16 酒匂川  M.Ujihara

当地は近年カモメ類は少ないようだが、160羽ほどの大型カモメ類と少数のカモメとウミネコが見られた。



オオセグロカモメ Larus schistisagus と セグロカモメL.vegae


 

セグロカモメL.vegae


 


セグロカモメL.vegae
頭から胸の斑が極端に濃くて多い個体。





セグロカモメL.vegae
やや小柄で頭の斑が一様なため一見カナダカモメに似る個体。しかし背の色は淡く見えず、初列風切下面も黒くてセグロカモメのパターン。このような個体は時折見られる。





 

モンゴルセグロカモメ (Presumed) Larus (?) mongolicus
白い頭と黒斑のある鮮やかな嘴が目についた。全ての特徴は韓国や中国の画像等に見られる個体差の範囲内で、嘴や翼のパターンも典型的。ただし2月中旬としては後頸の斑はやや多めで、この点は姿勢と観察角度により印象が著しく変化した。特に主要越冬地ではない日本国内での観察では、さらに後頸の斑が少ない個体の方がよりわかりやすい。背の色はほぼセグロカモメと同じだが、どちらかといえば僅かに淡く感じることが多かった。







足はピンクと黄色味が混じったような色。このように頭を下げた時などは後頸の斑が多く見えた。


初列風切の黒色部はP10−P4まで7枚。



このカットでは後頸の斑がかなり多く写っている。


 

‘タイミルセグロカモメ’? Larus heuglini 'taimyrensis'?
頭が白っぽく初列風切の黒色部が多いことなどから、発見時はモンゴルセグロカモメにも見えた個体だが、よく見ると背の色が若干濃いめで三列風切の白色部が狭めなどの点から、足が黄色くないタイミルセグロカモメの可能性があるように見えた。嘴の形状がストレートで額が低く翼は長め。難しい個体だが、初列風切の黒色部がP3まで8枚あることからも、少なくとも単なるセグロカモメ(vegae)ではないと思われた。





初列風切の黒色部はP3まで8枚。