最新・カモメ情報  2014.2.21 千葉県銚子市 M.Ujihara


カナダ/アイスランドカモメ Thayer's/Kumlien's Gull  第6回冬羽

2009年に第1回冬羽で渡来した通称「2号」個体。短時間現れてすぐに飛び去った。第5回冬羽となる昨冬は観察できなかったので、実質成鳥になってからの観察は今回が初めて。








▼一昨年の第4回冬羽時(左)と今回の成鳥/第6回冬羽時(右)の初列風切の比較。





成長によって一昨年より暗色部が減退/白色部が増大し、暗色部の総量はアイスランドカモメ亜種kumlieniの最暗色個体とほとんど変わらなくなっている。しかしP9のミラーが依然ほぼ内弁に限られることと、P10に不完全ながらサブターミナルバンドがあることを考えると、通常言われるkumlieniの範囲を僅かだが逸脱しているように見える。カナダカモメはアイスランドカモメの一亜種とされる場合もあり、またkumlieniはカナダとアイスランド(基亜種glaucoides)の交雑個体群とされる場合もある。この個体もこうした連続性を示す一例と言えると思う。