最新・カモメ情報  2014.2.21 千葉県銚子市 M.Ujihara

カナダカモメ
Larus theyri

A



成鳥冬羽 2006年1月に第1回冬羽で見つかり連続渡来している通称「ご子」。今年で第9回冬羽ということになる。(この名前は当時ある掲示板で1日の個体整理の際に便宜上いち子、に子、さん子…と付けた中の一つで、結局それがそのまま今も仲間内で愛称として使われている。)この個体は嘴の黒色部が強い傾向があり、一般的には成鳥とされる5〜6年目になっても嘴にかなり明瞭に黒斑があったが、今回久しぶりに再会したら黒斑はほぼ消えていた。



この個体で興味深いのが虹彩の色。以前から他の方が撮影された画像で、時によって虹彩が随分淡く見えたり濃く見えたりするので不思議に感じていたが、よく観察すると実は左右で虹彩の色が違っている。この画像のように右側はかなり暗色だが、最初の画像のように左側は淡色なので、向きによって印象がかなり違う。



初列風切のパターンは典型的なカナダカモメのもの。ただ今回よく見るとP4(7枚目)にごく微小ながら斑が見える。カナダカモメの暗色部は通常6枚なのでこれはかなり例外的。



B


嘴の黄色が鮮やかで黒斑がある個体。P9のミラーが外弁にまたがる点はkumlieniにも似るが、P5には外弁・内弁にまたがる暗色帯がある。同一と思われる個体を昨冬も観察している


C


第3回冬羽 初列風切先端の白斑が比較的発達した個体。





D



第3回冬羽 初列風切先端の白斑が発達していない個体。




初列風切の暗色部はカナダカモメとしては多め。画像だけではセグロカモメのパターンに似ているが、現場で見ると明らかにトーンが淡く、セグロカモメと入り乱れて飛んでいても一目でカナダカモメとわかった。


E




第2回冬羽




F



第1回冬羽 10日にも同じ個体が撮影されている。