最新・カモメ情報 2013.3.26 銚子  M.Ujihara

モンゴルセグロカモメ 
Larus (?) mongolicus

第1回冬羽2個体を観察した。


夕方4時前に舞い降りてきた個体。単に羽色が白っぽいだけでなく、模様の傾向や体型も主要越冬地の韓国等のものとよく一致している。


肩羽はほぼ換羽済みで明瞭な錨型模様がある。雨覆・三列風切は幼羽で摩耗が進んでいる。


足は長めで、翼も長く尖った印象が強い。




尾羽の黒帯は狭く、基部は縞が少なくすっきりと白い。


白黒のコントラストの強い羽色は、褐色味が強くコントラストの弱いオオセグロカモメ(右)とは対照的。




干潟にいた個体。この個体も初列風切の突出は大きい。


右奥のセグロカモメより遥かに白っぽい。頸部の斑は細く明瞭で、腹も斑が少なく白っぽい。


内側初列風切の淡色の“ウィンドウ”は上の個体より狭いが、韓国や中国ではこれくらいの個体の方がむしろ多い印象がある。黒色部の多い成鳥のパターンから類推しても当然か。このウィンドウについてはしばしば誤解があるところだが、セグロカモメではなく、ホイグリンカモメやカスピセグロカモメに比べて明瞭−というのが正しい解釈。


尾羽の黒帯は狭い。最外側尾羽(T6)は先端の黒斑を除いて真っ白(右のT6は翼の影が半分かかっている)。





参考:不明大型カモメ unidentified gull.
尾羽のパターンがモンゴル的で、全体的にも多くのセグロカモメより白色部が多い個体だが、この時期にしては頭から体下面に斑が多く、翼が短く体型もずんぐりしている。このように中間的とも思える特徴を示す個体を見かけることがあり判断に迷うところ。