最新・カモメ情報 2013.3.22 皇居 M.Ujihara

アイスランドカモメ亜種kumlieni
(または×カナダカモメ?) 第2回冬羽
Larus glaucoides kumlieni (or X L.thayeri?)


午後2時ごろ、カナダカモメ2羽を撮影中にふと群の左手をチェックするといつの間にか降りていた。直前まで見ていた同年齢のカナダカモメとはよく似た体格ながら、羽色は比べ物にならないほど淡く、小柄で異様に薄ぼんやりとした灰褐色の鳥―という第一印象。初列風切は幅広の淡色羽縁に縁どられている。少なくとも北米東部でkumlieniとみなされている個体差の範疇には間違いなく収まっているように思うが、今後成長してどのようなパターンになるのか、できれば経年変化を追ってみたいところ。現時点では銚子で2009年から観察された“2号”個体(2012年時点のパターンはkumlieniの範囲から僅かに外れていた)の第2回冬羽時より明らかに初列風切の暗色部が少ないようなので、明らかなkumleniパターンになる可能性は十分ありそうに見える。











初列風切はP10〜P7まで4枚のみがいわゆるべネチアンブラインドを構成している(カナダカモメでは普通5-6枚)。P7外弁の暗色部が初列雨覆先端から離れているのもカナダカモメよりはkumlieni的。P10にミラーがあり、P9の内弁にも淡色部がある。次列風切はほとんど一様に淡色。


ほぼ同じ条件で翼のサイズを比べても右のセグロカモメより一回り以上小さい。




同日撮影・同年齢のカナダカモメ(上)との比較
よく似た大きさ・体型だが、明らかに淡色。初列風切に太い淡色羽縁があり、三列風切にも暗褐色のベタの部分がない。


同日撮影・同年齢のカナダカモメ(右)との比較
初列風切は明らかに淡色。P10のミラーが大きい。明らかなベネチアンブラインドは外から4枚目(P7)まで。先端近くの暗色斑は6枚目(P5)まで。