最新・カモメ情報 2013.3.1 皇居 M.Ujihara


アメリカセグロカモメ Larus smithsonianus
背の色は条件によってはセグロカモメとの差がかなり分かりづらく、眼瞼の色も以前ここで撮った個体ほど明瞭な黄色が確認できず、また頭部の斑が硬質な点も典型からはやや外れるので現場ではやや判断に迷ったが、帰宅後北米の多くの画像と比較しても特徴は全て個体差の範囲内のようなのでアメリカセグロカモメとした。翼の黒色部は十分あり、シロカモメ×セグロカモメを疑わせる要素はない。





この画像では背の色は十分淡く見える。



この画像では差がかなり分かりにくいが、Olsen2003ではアメリカセグロカモメのコダックグレースケール値が最濃で6であり、セグロカモメとオーバーラップしているので、この見え方は十分その範囲内と思われる。






シロカモメ×セグロカモメ Larus hyperboreus x L.vegae (左)
現場到着時に肉眼でも淡さが目に付いた雑種。






シロカモメ×セグロカモメ Larus hyperboreus x L.vegae 第1回冬羽




モンゴルセグロカモメ Larus (?) mongolicus 第1回冬羽
3月の割には三列風切や雨覆はさほど強く摩耗していない。特に東日本ではこのような摩耗褪色の遅い個体を見る機会が多く、しばしば判断に迷うところだが、それ以外の特徴はモンゴルセグロカモメによく合致していた。韓国の画像などでは10月頃にすでにこれより換羽・摩耗・褪色が進んだ個体が多く見られ、セグロカモメとかけ離れていてよりわかりやすいが、あちらでは繁殖個体がいることや、そうでなくとも南寄りの個体群が多く渡来していることが大きく関係しているのではないかと想像している。摩耗が早くよりわかりやすい例はこちら





翼は長く尖った印象が強い。