最新・カモメ情報 2013.2.26 皇居

2週間前にはカモメ類の数はごく少なかったが、ようやくある程度まとまった数が入るようになっており、カナダカモメ3、シロカモメ2などが観察できた。


カナダカモメ (×アイスランドカモメ亜種kumlieni ?) 
Larus thayeri (x L.glaucouides kumlieni?)
昨年第1回冬羽で度々観察している個体と同一と見て間違いないと思われる。カナダカモメとしては風切や尾羽が淡色なため、全体の色調は極めて一様で、飛んできたところを肉眼で見るとまるでワシカモメのように見える。


サイズはあまり小さい方ではないが、その割に嘴は短い。右は同年齢のセグロカモメだが、jizzがかなり異なる。


典型的なカナダカモメでは、これより外側初列風切・次列風切・尾羽が暗色で、全体のトーンがこれほど一様には見えない。




カナダカモメ 
Larus thayeri
一昨年何度か観察している個体で、第一印象は明らかにカナダカモメに見えるが、飛ぶと初列風切のパターンが限りなくセグロカモメに近いので一見迷わされる。しかしOlsen2003に掲載されている"well-marked Thayer's Gull"のパターンにピタリと一致するため、最も初列風切が暗色のカナダカモメの一例と考えるのが妥当と思う。


初列風切のパターンはカナダカモメとしては暗色傾向が強く、典型的なストライプ状のパターンには見えない。しかしP10やP9の内弁は真っ黒ではなくいくらか灰色がかっている。




カナダカモメ 
Larus thayeri
2時過ぎにいつのまにか降りていた個体。2011年に何度か観察した第2回冬羽個体に印象が酷似している。同一の可能性もありか?


初列風切の暗色部は5枚しかないが、その割にP10下面や内弁はさほど淡くなく、さらに左翼P9のミラーの発達も弱いという若干変わったパターン。






シロカモメ Larus hyperboreus



シロカモメ Larus hyperboreus  第2回冬羽



タイミルセグロカモメ
 Larus heuglini 'taimurensis'





(推定)モンゴルセグロカモメ Presumed
Larus (?) mongolicus
概ね条件はクリアしているが、嘴が地味で襟首に太めの斑があり、この時期の派手な夏羽風の個体に比べると自信度はやや下がってしまう。