最新・カモメ情報 2013.2.5 千葉県銚子市 M.Ujihara

不明大型カモメ Larus sp.第2回冬羽

ごくわずかな大型カモメの群中で座り込んで寝ていた淡色の第2回冬羽個体。立ち上がって動き始めてからは短時間で飛び去ってしまい、周辺個体との十分な比較検討はできなかったが、その範囲でのサイズの印象は、セグロカモメ群中では小さめで、アイスランドカモメの個体差の範疇にも入ると思うが、かといって極端に小さい個体には見えず、足や嘴、顔等、全体の造りも多少長めで、どちらかというとやや大きめのカナダカモメによくいそうな背格好の個体のように感じた。寝ている状態で発見した当初は、色彩面から淡色のワシカモメまたはワシカモメ×シロカモメの可能性も考えたが、全体にやや華奢な造りと、飛翔時に外側初列風切がやや濃く、内側との間にコントラストがある点は今一つ合致しない。北米では比較的見られるというワシカモメ×アメリカセグロカモメの可能性も考えたが、それにしては華奢な印象で、やはりそれなりにカナダ/アイスランド的印象を受けるのが終始気になった。この日の総合的な印象としては、「カナダカモメとkumlieniの中間的なタイプでかつやや大きめの個体」辺りが妥当かと感じたが、今後再会できればまた改めて注目したい。なお後ほど気づいたが、有我さんのこちらのページにも同一個体が掲載されている。





左の画像では嘴は一見ワシカモメのように先が太い印象にも見えるが、中途半端な年齢のため模様による錯覚も働いている面もあるようで、よく見ると実際にはそれほど頑強な嘴ではない。足は短くないように見えるが、近くに立っている個体がおらず、直接比較はあまりできなかった。


極端ではないがセグロカモメより多少小さめに見えた。


この画像では左右のセグロカモメと比べてそれなりに十分小さいように感じる。


姿勢・角度の問題もあってこの画像では大きく感じる。






この場面では嘴が小さめなカナダ・アイスランド的な顔に感じたが、咥えている羽が邪魔になって今一つ印象が捉えにくい。




尾端からの初列風切の突出(wing projection)は嘴峰長を少し超えている。ワシカモメに一般的なほど短くないが、アイスランドカモメとしては短い部類に入る―という微妙な長さ。


一様な灰褐色の上面はワシカモメに似るが、外側初列風切がやや濃く、内側とのコントラストがある。