最新・カモメ情報 2012.12.25 千葉県銚子市 M.Ujihara

午前中は晴天ベタ凪で水揚げもほとんどなく、カモメ類は驚くほど少なかった。この段階で見つかったカナダカモメは第2回冬羽1羽のみ。しかし徐々にカモメ類の数が回復し始めた午後2時前にカナダカモメ成鳥1羽が見つかると、その後は続けて見つかり始め、最終的には計6個体を確認できた。


カナダカモメ Larus thayeri 第2回冬羽
全体に極めて一様に濃い灰褐色の色調がセグロカモメ群中で飛びぬけて目に付いた。現場では12月8日に観察されている個体と同一かと思ったが、帰宅後画像を比べると明らかに別個体。今回の個体の方がさらに色調がベッタリとしていて、嘴もやや小さいように見える。






尾羽や大雨覆も一様な灰褐色。上尾筒もほとんど縞にすらならずべたりと色がついている。



カナダカモメ Larus thayeri
今回1羽目の成鳥。発見時はわかりやすい個体という印象ではなく、むしろ多少判断に迷ったくらいだが、姿勢・角度や周囲の鳥の並びが変わったりしているうちにわかりやすい印象に変化してきた。カナダカモメの観察時にはよくあること。


姿勢の違いを差し引いても足はかなり短く、右のセグロカモメに比べて体の位置が顕著に低く見える。


初列風切の灰黒色斑は6枚。




カナダカモメ Larus thayeri
成鳥2個体目。頭の斑は少なめ。あまり小さくない印象だったが、嘴基部が細く目が暗色なので、カナダカモメによく見られる優しい顔つきが目に付いた。


こちらも初列風切の斑は6枚。



カナダカモメ Larus thayeri
成鳥3羽目。気付いた時は後ろ向きだったがいかにもカナダカモメらしい風貌がよく目立っていた。



初列風切の灰黒色部は左翼5枚、右翼6枚。



カナダカモメ Larus thayeri またはアイスランドカモメ 亜種kumlieniとの中間個体?
かなり可愛らしい個体で、背の色もかなり淡く、しかもP8〜P6の白斑が巨大。


夕闇の中ISO1600で強引に止めた飛翔画像。初列風切の暗色部は5枚。少なくとも北米東部やヨーロッパではカナダカモメとするにはかなり疑問符がつけられそうな個体だが、ただしP10にサブターミナルバンドがあり、P9のミラーがあまり発達していない(翼先を閉じているせいかもしれないが、左翼は一見ミラーがない?ようにも見えている)点はkumlieniとするにはマイナスポイントか。



カナダカモメ Larus thayeri
上の個体が気になってあまり撮影できなかったが、同時に現れた成鳥5個体目。