最新・カモメ情報 2012.3.27 皇居

‘タイミルセグロカモメ’ Larus heuglini 'taimyrensis'

カモメ類の数は少ない割に'タイミルセグロカモメ’の出現率は高かった。皇居では水に浮いていて足の色が見えないために一見目立たない傾向があるが、それでも他の特徴から十分見当をつけられるケースが多かった。撮影できた8個体を以下に掲載。成鳥は掲載画像に写っていないものも含めて全て足が橙黄色であることを確認済み。初列風切の黒色部が標準的セグロカモメより多い傾向も顕著に現れていた。





‘タイミルセグロカモメ’
 Larus heuglini 'taimyrensis'
水に浮いていてもいかにもそれらしく見えた。頭の斑の質と範囲、大きな嘴の赤斑などに注目。



初列風切の黒色部が広く(P10−P4まで7枚)、ミラーはP10の一個のみで小さい。


 

‘タイミルセグロカモメ’
 Larus heuglini 'taimyrensis'



この個体もミラーは一個で小さく、黒色部の面積が広い。
 

初列風切の黒色部は右翼8枚、左翼7枚。P4の斑は内弁・外弁両方にある。


 

‘タイミルセグロカモメ’
 Larus heuglini 'taimyrensis'
頭の斑は少なめだが、この時期に未だ顔面にも斑があるためモンゴル的な印象には見えない。


翼先をタイトに閉じているためにわかりにくいが、他のカットで見ると黒色部はP4まで7枚ある。


 

‘タイミルセグロカモメ’
 Larus heuglini 'taimyrensis'
上の他個体よりは頭の斑が太めだが、やはりセグロカモメにしては全体的に違和感があり、足を見る以前にタイミルだろうという見当をつけることができた。


この個体も初列風切の黒色部は多く、P4まで7枚に斑があり、ミラーは一個で小さい。


 

‘タイミルセグロカモメ’ Larus heuglini 'taimyrensis'
こちらも足が見えない状態でも多くの特徴から十分それらしさが見て取れる。背後はオオセグロカモメ。


左翼のP10が未だ伸長中。


この個体はタイミルとしては初列風切の黒色部はやや少なめ。P5まで6枚に黒斑があり、P10のミラーが先端の白斑と同化しているのもどちらかというと例外的。




‘タイミルセグロカモメ’ Larus heuglini 'taimyrensis' 第1回冬羽
成鳥同様に頭から胸の斑は細め。大雨覆の暗色部が帯に見え、肩羽もやや暗色傾向。


大雨覆が暗色帯を形成。内側初列風切のウィンドウは多くのセグロカモメよりやや狭め。



‘タイミルセグロカモメ’ Larus heuglini 'taimyrensis'
上の個体より頸や胸の斑が太く暗色に見える個体。肩羽の地色は比較的濃い灰色。


大雨覆基部は一様で暗色帯を形成しているが、ホイグリンカモメ(heuglini)ほど黒味が強くない。初列風切のパターンはこの個体の場合セグロカモメとそれほど明確な差はない。


尾羽の黒帯はアメリカセグロカモメほど広くない。