最新・カモメ情報 2012.1.17 千葉県銚子市

ホイグリンカモメ 
Larus heuglini heuglini

以下の2個体(第1回冬羽・第2回冬羽)は突如舞い降りてきて辺りをひとしきり飛び回ったあと姿を消したため飛翔しか観察できていないが、その範囲の特徴からはホイグリンカモメとして特に問題ないように思われた。両個体とも内側初列風切の淡色のウィンドウがなく、一見して翼が黒々とした印象が極めて目についた。


第1回冬羽


黒味の強い翼が細長く尖り、全体にシャープな印象が強い。体下面は粗い斑と地色の白さの対比が目立ち、セグロカモメ、及び‘タイミルセグロカモメ’にもよく見られるソフトな印象がなかった。


比較:‘タイミルセグロカモメ’ Larus heuglini 'taimyrensis' 第1回冬羽

‘タイミルセグロカモメ’の特徴を様々な程度に有した個体はかなり見られた。下の個体は全体にホイグリンカモメとセグロカモメの中間的特徴を持ち、両種間の交雑個体群とされる‘タイミルセグロカモメ’に相応しい。




内側初列風切はセグロカモメより暗色傾向だが、それでも内弁・外弁に淡色部があり、不明瞭ながらウィンドウを形成している。


 

第2回冬羽
面白いことに冒頭の第1回冬羽とほぼ同時に現れて短時間で飛び去った。こちらも同様にウインドウを欠く黒々とした翼が一見して目を引いた。飛び回っているので上面の灰色の濃さを落ち着いて比較することは困難だったが、見た限りではセグロカモメよりかなり濃い印象を受けた。5日後の22日にseichoudokuさんが同一個体を観察している。