最新・カモメ情報 2011.12.27 千葉県銚子市



ホイグリンカモメ 
Larus heuglini heuglini
11時半頃、突如防波堤上に現れた。セグロカモメより明らかに濃い上面の色と黄色い足、白っぽい頭部の三色対比が一見して目につき、また足の細長さも際立っていた。換羽状態、初列風切のパターンも含め、2005年1月に中東で多数観察したものと異なる点は全く認められず、典型的な個体といってよいと思う。


頭部の斑は限定的で後頸に偏り、細く鋭い。



初列風切の換羽は大半のセグロカモメより明らかに遅く、P10とP9が旧羽。ミラーはP10の一個のみで小さい。黒色部は7枚あり、P4のものは外弁のみだがサイズは比較的大きい。黒色部の内側の白色部('moon')はよく見るとP5内弁に極めて細く認められる程度で、一見するとほぼないように見える。




アメリカセグロカモメ
Larus smithsonianus (中央)
1時すぎ、ホイグリンカモメを見失って双眼鏡で探している最中に発見。虹彩と上面のグレーの淡さがよく目立っていた。




虹彩は黄色で目瞼も黄色っぽい。


初列風切の黒色部はP4まで7枚。



シロカモメ×ワシカモメ Larus hyperboreus X L.glaucescens 第2回冬羽
やたらと色の濃いシロカモメが飛んできたという第一印象。よく見たら初列風切先端部まで色がついており、ワシカモメとの雑種と思われた。






不明大形カモメ第1回冬羽 
Larus sp.
夕方見つけた個体。頭から腹がかなり白いが、磨耗はそれほど進んでいない。一見カザフセグロカモメにも似るが、翼や足の長さなど体型面ではセグロカモメ群中で特に飛びぬけた印象は受けなかった。


内側初列風切は不明瞭ながらウィンドウが認められる(ただし左側の画像ではP4内弁がP3の上に被っているのでこれは差し引いて見る必要がある)。候補になるのは‘タイミル’、モンゴル、カザフ辺りと思うが、それぞれに少しづつ似た印象があり、かなり難しい個体と感じた。前回20日の2個体との共通点も多く興味深い。