最新・カモメ情報 2008.3.26 銚子漁港  M.Ujihara

カモメ類の数はかなり少ない。午前中の第2漁港でのカウントでは大型カモメは566羽。午後にはいくらか増えてきた。


ホイグリン系カモメ(?) 'Taimyrensis' ?
足の黄色い/黄色っぽい個体がかなり多くなった印象。日本で見る個体は秋〜冬の初列風切の換羽がかなり遅いこと他の特徴から、少なくともその圧倒的多数はホイグリン系('taimyrensis’)と考えて差し支えないと思われる。ただしこの時期には初列風切の換羽はほぼ完了しており、個体によってはかなり頭が白くなるので、モンゴルカモメ(mongolicus)の足の黄色い個体との区別が難しい場合がある。この個体もかなり頭が白く、嘴に黒斑があり、脚の色も他のホイグリン系より薄い黄色に見え、それなりにモンゴルカモメ的にも見える個体だった。

 <初列風切の黒は左翼7枚、右翼6枚。


左2羽はセグロカモメ(vegae) 。春とはいえセグロカモメはまだこれくらい斑のある個体の方が割合的には多い。



カナダカモメ Larus thayeri(左)
観察したカナダカモメはこの1羽のみ。



セグロカモメ Larus vegae
毎年渡来している額の欠けた個体。



ウミネコ 白変個体
同一個体と思われるものは2005年11月26日に初めて観察し、その後冬期に三重県で観察され、昨年3月31日に再び銚子で観察されている。このことからこの個体は東海以西のどこかで越冬し、銚子を春秋に通過していると想像される。




クロワカモメ Larus delawarenasis
日中は見当たらなかったが、夕方4時過ぎに突如降りてきた。その後20分程度で飛び去った。





ホイグリンカモメ Larus heuglini
4時40分頃降りてきた。一見して濃い背中の色と鮮やかな黄色い脚が目立つ綺麗な個体だった。脚の色などが異なるものの、体格、顔つき、嘴のパターンなど多くの点で昨年3月22日に観察した個体に酷似しており、同一個体が1年経って変化した可能性もあるように見えた。





モンゴルカモメ? Larus (?) mongolicus
白い頭、嘴のパターン、脚の色、背中のグレーのトーンなど、見える範囲の特徴は極めてモンゴルカモメ的なので日没後6時過ぎまで粘りに粘ったが、前を向いたまま動かないので泣く泣く諦めた。南風が吹くこの時期はすべての個体が前向きになってしまい、特徴を観察しにくいことが多い。