最新・カモメ情報

2007.3.22 千葉県銚子漁港 
M.Ujihara


漁船もある程度動いており、今シーズンにしては比較的カモメ類は多め。


ホイグリンカモメ Larus heuglini
約50mの距離から肉眼でもすぐ目に付くほど背中が濃く(コダックグレースケールでは8-9くらいか?)、すらっとした華奢な体型(特に脚の細長さ)がセグロカモメの群中で際立っていた。三列風切先端からの尾羽の突出は小さく、尾端からの初列風切の突出は大きい。三列風切の白色部もかなり狭く、初列風切の白斑も小さい。頭の斑は細く鋭い。全体的に印象がセグロカモメとかかなりかけ離れており、以前オマーンで数百羽観察したホイグリンカモメと比べても全く変わらないように見える。ただし脚の色はホイグリンカモメとしてはかなり肉色/ピンク味が強い部類のように見える。


参考・ホイグリンカモメ Larus heuglini 2005.1.15 オマーン
脚の色ははっきり黄色い個体から淡い肉色や灰色っぽい個体までかなり変化があった。この個体は現地で観察した中でも最もピンク味の強い例。


ホイグリンカモメ(左) セグロカモメ(右)  


嘴に大きな赤斑と黒斑がある。このパターンの個体はオマーンでも極めて多かった。


初列風切はかなり黒色部が多く白色部が少ない。P4は内弁・外弁にまたがる大きな黒斑がある。P10のみに小さなミラーがあり、先端の黒が大きい。



カナダカモメ L.thayeri 第2回冬羽 (上と別個体)
この冬何度も観察されている個体。
昨年の第一回冬羽と同一と見ていいのではと思う。 



カナダカモメ L.thayeri 第2回冬羽 (手前)
上の個体を探していたら先にこの個体が見つかって驚いた。この付近では昨冬の同時期に
もう1羽第一回冬羽を観察しているので、これもその個体という可能性もあるかも?しれない。



クロワカモメ L.delawarensis
昼過ぎにいつものクロワカモメを思わぬ好条件で観察・撮影できた。








クロワカモメ(左)、カモメ(右)
こうして前から見ても体つきの違いが目立つことが多い。クロワカモメは全体に角ばってがっしりした感じで、脚も太長く頑丈に見える






コカモメ? L.(canus) brachyrhynchus?
画像を見る範囲では特にbrachyrhynchusとして明らかな矛盾点はないように見えるが、飛んでいるのを撮影したのみであまり観察できなかった。コカモメ?に関してはこういうことが多いのが悩みの種。



カモメ L.c.
kamchatchensis(?) 第一回冬/夏羽
驚くような鮮やかな白黒のパターンを呈した個体。一瞬何が飛んでいるのかわからなかったが、よく見たらカモメだった。いくらかこのように翼帯風に脱色したような個体を見かけることはあるが、ここまではっきりしたパターンになっている個体は初めて見た気がする。嘴がやや小さめなのでコカモメの可能性も考えたが、尾羽の帯が狭いのでやはり
kamchatchensisか?目の前を何周かした後、防波堤を越えて消えていった。