最新・カモメ情報

2007.3.15 千葉県銚子漁港 
M.Ujihara


相変わらずカモメ類は少ないが、礁前付近に1000羽ほどの群が溜まっていたので比較的観察しやすかった。


カナダカモメ Larus thayeri 成鳥 (04B)
昨年2月25日にも撮影している個体。何度か現れたが滞在時間が短かかった。カナダカモメを見慣れていないと単独の写真ではわかりにくいと思うが、セグロカモメの群中で見ると頭部の作りがかなり貧弱で、ソフトな頭の斑と淡い背中の色の組み合わせなどから一見してかなり目立つ。


どの種でも腹の羽毛を膨らますと表面上脚が短く見えるが、カナダカモメの場合は元々脚が短いためにさらに極端に短く見えることが多い。


右はセグロカモメ。セグロカモメが身をかがめているので一見わかりにくいが、足元から肩までの高さを比べるとかなり差がある。


P9(外から2枚目の初列風切)のパターンに注目。




アメリカセグロカモメ L.smithsonianus 成鳥
礁前やや下手の群中に成鳥1羽が埋もれているのを見つけた。背と虹彩の淡さが一見して目に付いた。ただし背の色はシロカモメほど淡くないのが普通なので、ある程度目が慣れていないと見つけるのは難しいかもしれない。




初列風切はカナダカモメやシロカモメ系雑種と違ってセグロカモメとほぼ同じパターンになっている。


アメリカセグロカモメ(左)とセグロカモメ(右)
少し距離があったが眼瞼の色を比べられる画像を撮影できた。アメリカセグロカモメは黄色、セグロカモメは赤。アメリカセグロカモメは北米の写真でも眼瞼が赤く見える個体が見られるが、基本的には黄色〜橙色でセグロカモメより明るく軽い色に見える。画像にはほとんど写っていないが、スコープで見ると下嘴に弱い黒斑があった。ここ数年の印象ではセグロカモメ500〜数千羽の群中で1日に0〜数羽程度で、それほど数はいないように見える。ただし群れが混み合っているのである程度見逃している可能性もある。



クロワカモメ L.delawarensis
午後3時ごろ、いつの間にかいつものクロワカモメが降りているのに気づいた。その後しばらく休んでいたが、目を離した隙にまたいつの間にか消えていた。


クロワカモメ(左)とカモメ(右)
カモメの群中で目に留まると体が分厚い感じが目に付くことが多い。


カモメ(左)とクロワカモメ(右)



セグロカモメ L. vegae  第1回冬羽

先週までに比べ、磨耗・褪色が進んで白っぽくなったセグロカモメ(と思われる)第1回冬(→夏)羽個体が急に増えたような印象があり、モンゴルカモメとの区別がかなり紛らわしい場面もしばしばあった。
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