最新・カモメ情報

2007.3.1 千葉県銚子漁港 
M.Ujihara


カモメ類は礁前付近にかなり集まっているので見やすかったが、千人塚方面は防波堤が高波を被っていてほとんどいない。相変わらず全体の数は多いとはいえない状態だが、ワシカモメ、シロカモメは比較的多めであちこちで普通に目に付いた。


ワシカモメ 第4回(?)冬羽



アメリカセグロカモメ (smithsonianus) 第2回冬羽
いくら丹念に見てもほとんど普通種ばかりという状態が続いたが、しばらくしてこの個体を見つけた。発見時はこちらを向いて座って寝ていたが、極度にベターッとした胸側の灰褐色と淡い上背のグレーの組み合わせが群の中で非常に目に付いた。目も淡色でわかりやすい個体だった。




下尾筒に非常に密な暗色横斑があるのもアメリカセグロカモメではよく見られる特徴。


尾羽の黒は幅広く、大雨覆は暗色。背の淡いグレーと頸の一様な斑などはカナダカモメにも似ているが、初列風切はカナダカモメと違って黒々としている



アメリカセグロカモメ (smithsonianus) 第1回冬羽
夕方5時過ぎにいつの間にか座っているのに気づいた。ほぼ幼羽といった方がいいような新鮮な個体。全体に濃密なこげ茶色という感じでかなり目立っていた。


下尾筒は太い縞が密にある。顔や胸がベタッと一様なのもいかにもそれらしい。


日の入り時刻を過ぎた5時45分ごろまで粘ってやっと尾羽を開いてくれた。尾羽はほとんど真っ黒に見え、上尾筒も縞に覆われている。



モンゴルカモメmongolicus) 成鳥 
1月19日、2月3日の個体ほどの明快さではないものの、総じて特徴はよく揃っているので一応OKかなという印象を受けた個体。脚は周囲のセグロカモメより明らかに色が淡く、かつ長めに見える。


P10、P9ともに大きなミラーがあるので、黄色の矢印で示した羽はP8。そこから数えるとP4に小黒斑がある。セグロカモメはまだまだ冬羽に近い個体のほうが多いが、少しづつ頭の斑も減っているのでこれからの時期はより難しくなる。



カナダカモメ(?) 第1回冬羽
単独で見た印象は普通にカナダカモメに見えたが、周囲の個体と比べると小さいとはいえないので迷う個体だった。しかし上背と肩羽上部に出ている淡い青灰色はオオセグロカモメらしくは見えず、かといって全体にシロカモメ系雑種のようにも見えないので、やはりカナダカモメの大きめの個体と見るのが一番妥当か?と思う。




カナダカモメ 第1回冬羽
日没頃に現れた個体。この個体もサイズは特に小さくはなく、セグロカモメの大きめの個体と比べるとそれなりに小さく感じる程度だった。

この冬の銚子はカナダカモメの出がかなり悪く、今回も成鳥は見られなかった。