最新・カモメ情報
 

2007.2.3 千葉県銚子漁港 
M.Ujihara


カモメ類はかなり少なく、朝は礁前に100羽に満たないごく小さな群、千人塚方面にそこそこ中規模の群、という感じ。シロカモメとワシカモメは比較的多いので、ひとまず近くにいる普通種を撮影。



▲それぞれ典型的な第一回冬羽(ただしシロカモメはbarrovianusタイプ)を並べてみた。とりあえずこの違いなら誰でもわかるはず。あとは頭を柔らかくしてこれを応用して見ていけば、全部は無理としてもかなりのところまでわかるようになると思う。


あまり変わり映えしないので引き返そうかと思いながらも、念のためにもう少し先を見てから・・・と思い直して自転車を走らせ始めた。ほどなく4羽ほど浮いているカモメに気づいて双眼鏡で覗いたところ、そのうちの1羽が見事にわかりやすいモンゴルカモメだったので急いで撮影に取りかかった。


モンゴルカモメ Larus (?) mongolicus
頭が白いだけでなく、全体に長い感じの体型もいかにもモンゴルらしい。19日の個体より大柄で、♂の可能性が高いように見えた。上嘴下嘴ともに黒斑がある。


よくよく見れば後頸にごくわずかに斑はあるが、それ以外は真っ白。




初列風切の黒がP10〜P3まで8枚分に及んでいる。P4の黒斑は外弁だけの個体も多いが、この個体では内弁にも見られる。昨年12月の中国での観察でも感じたが、モンゴルカモメは飛翔時、セグロカモメより翼が長めに見える傾向がある。見る角度等の問題もあるので写真を見る際には注意が必要だが、実際に飛んでいるのを肉眼で見ても差を感じることが多い。


モンゴルカモメ(左)とセグロカモメ(右)


脚はかなり淡い肉色。



モンゴルカモメ Larus (?) mongolicus
午後見つけた個体。こちらは比較的華奢で♀の可能性が高そうに見える。脛にわずかに黄色味が感じられた。韓国の写真を参照すると、2月中はまだまだ後頸の斑がこれくらい残っている個体が普通にいるようだ。




黒色部はP10からP4の7枚。左から光が来ているので、上面のグレーは実際より濃く写っている。



モンゴルカモメ 第3回冬羽 


この個体は翼式が若干変(P9とP8の間隔が短い)なようなのでわかりにくかったが、細い黒帯があるのがP4ということでよさそう。



カナダカモメは夕方やっとこの1羽が現れた。銚子ではモンゴルカモメよりカナダカモメが多い(ように見える)日も多いが、今日は逆だった。