最新・カモメ情報
 2006.2.11 銚子漁港 O&M Ujihara

朝の現地到着時のカモメ類の数は、冬季としては未だかつて経験がないほど少ない状態。午後から夕方には若干持ち直してきたが、それでも多いときの数十%以下?といった感じだった。今年はセグロイワシが大不漁とのことで、ここしばらくこのような状態が続いている。


ホイグリンカモメ (L.heuglini)
いきなり目の前に降りてきて少しの間立っていたが、またすぐに飛び去った。上面のグレーはウミネコと同等に濃く、体もかなり小さめで華奢なので、肉眼で見るとセグロカモメよりむしろウミネコの群に溶け込んでしまいそうな印象。首の斑が細く鋭いのが目立ち、初列風切は未だP8が最長で、かなり換羽が遅い。全体に昨年オマーンで見たものと何ら変わりなく見え、あちらでもむしろこれより薄めの個体もいたと思う。






アメリカセグロカモメ (smithsonianus)
夕方防波堤上段に現れた。多数のセグロカモメの中で上面の淡さが一見して目に付いた。画面右端から―オオセグロカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、オオセグロカモメ第2回冬羽、アメリカセグロカモメ


虹彩はクリアな黄白色。眼瞼も黄色く見えた。初列風切は少なくともP5まで黒色が入っている。嘴は色が褪めたような地味な黄色で、赤斑は弱く、黒斑がある。もちろん個体差は多いが、この手の嘴の色パターンはアメリカセグロカモメ冬羽に割とよく見られるように思う。



カナダカモメ (thayeri) 第一回冬羽(左手前)
今月4日と6日に観察されている個体と同一と思われる。また、どうやら1月12日に目の前を横切った個体とも同一のように思う。ひときわ背が低くて嘴も小さいので、多数の大型カモメの群中ではとてもわかりやすかった。





モンゴルカモメ(mongolicus)もしくはその候補者?と思える成鳥がパラパラと入っていた。この冬3回観察しているわかりやすい第一回冬羽個体は残念ながら今回は現れなかった。


上と同じ個体。群が遠くて混み合っているのでなかなか観察しにくかったが、P4(7枚目)の黒が辛うじて写っている。



別個体。頭はほとんど白く嘴に黒斑もあったが、初列風切の黒は6枚のように見える。こういった個体の判断はなかなか迷うところ。全ての特徴は十分モンゴルカモメの個体差の範囲内だと思うが、日本は主要越冬地ではないために幾分慎重にならざるを得ない面もある。



おまけ:礁前でオオセグロカモメの干物(?)をつつくノスリ