最新・カモメ情報 
2006.1.24 銚子漁港  M.Ujihara

漁船の出港日に当たってしまい、カモメ類の数は真冬にしてはびっくりするほど少なかった。


オオセグロカモメ(左)モンゴルカモメ(右) ともに第一回冬羽

あまりに数が少ないのでがっかりして礁前を通り過ぎたら、手前の小さな突堤に
12日に見たモンゴルカモメがのんびり座っていて驚いた。その後すぐ飛んでしまったが、しばらく港内を飛びまわったりしてくれたので飛翔写真を撮ることができた。






日中しばらくいなくなったが、夕方また同じところに戻っていた。色の白っぽさと全体にやや長い感じの体形から、やはり中東で見たcachinnansに似て見えた。

<幼羽部分はかなり激しく磨耗していて、三列風切や大雨覆は原形を留めていない。三列風切上部が換羽して新羽が出ている。大雨覆に1枚出ている長い羽も新羽と思う。

ちなみに、1980年代頃から銚子でこのように換羽・磨耗の早い個体は少ないながら時折見かけており、モンゴルカモメなのだろうとは思っていた。しかし当時は今からは比較にならないほどカモメ類に関する情報量が乏しく、この手の個体はむしろ「磨耗しすぎていてわかりにくい」と思ってそれほど真面目に撮影していなかった記憶がある。

ところがその後少しずつ情報量が増え、モンゴルカモメの主要越冬地である韓国の写真も沢山見られるようになると、むしろ換羽・磨耗の進行が早いことこそがモンゴルカモメらしい特徴なのだ、ということが強く実感されるようになった。そのため現在ではこのような個体には特に注目して観察・撮影をしている。



モンゴルカモメ

こちらは未だにほぼ幼羽といっていい個体だが、換羽・磨耗の進行が遅いだけで、それを除けば基本的に同様の特徴を持っている。



たぶんモンゴルカモメ 成鳥
たぶんどころかわかりやすい個体だったような気がする。ただ残念ながらこの直後ハヤブサに突っ込まれて群れごと飛んでしまって行方不明。初列風切のパターンを確認することはできなかった。とりあえず黒色部は面積的にかなり多かったことは確か。上面のグレーは周囲のセグロカモメより僅かに明るく見え、足はピンクと黄色味が混じってグレーがかったような変な色で指はピンク。上嘴下嘴ともに黒斑があり頭の斑はとても少ない。



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