最新・カモメ情報
 2006.1.12 銚子漁港  M.Ujihara



モンゴルカモメ
 Larus (?) mongolicus  第一回冬羽

昼頃に下流方向を双眼鏡で見ていたら、遠くのセグロカモメ・オオセグロカモメの群中で
一羽だけ真っ白く光り輝いている個体がいたので急いでスコープで確認すると、やはりモンゴルカモメ第一回冬羽だった。これほど綺麗な個体を見るのは昨年3月以来。換羽と磨耗の進行は早く、肩羽は大半換羽済みで、雨覆や三列風切はかなり磨耗した幼羽三列風切上部と小雨覆が一部換羽していた。頭部から首は白い紙に鉛筆で線を引いたような細く鋭い斑が並んでいた。こういった進行の早い白い個体は韓国や九州ではよく見られるようだが、銚子ではカモメ類全体の数が非常に多い割には見る機会はかなり少ないといえる。ただし時期や日によっては複数同時に現れることもあるので、出会うタイミングの問題もかなりあるようにも思う。以下7枚同一個体。




セグロカモメ(左)とモンゴルカモメ(右)
全体の色のトーンがまるで違っている。モンゴルカモメの方が初列風切が長く、また、脚の関節から上(脛)の裸出も長めに見える。これらは常にそう見えるわけではないが、傾向としてはかなりあるように思う。


モンゴルカモメ(左上)、オオセグロカモメ(中央奥)、セグロカモメ(右手前)
尾羽の黒帯はとても狭く、翼下面は白地に縞模様。


モンゴルカモメ(右端)


飛翔も白くてとても綺麗だったが、105mmではさすがにちょっと遠かった。


外側初列風切に翼帯風の淡色の斑列が見える。この特徴はモンゴルカモメ第一回冬羽の写真でしばしば見かける。



モンゴルカモメ Larus (?) mongolicus  第一回冬羽
上の個体がいなくなって少しあとで出てきた別個体。全体にもう少し新鮮で磨耗が少ないが、この個体も体下面はほとんど斑がなくて真っ白に近く、脚も長め。日や時間帯によって全然いないことも多いが、出るときは続けて複数出てくることがよくあるのが面白いと思う。




尾羽の黒帯はかなり狭い。開き方が少ないと一見広くも見えるので、そのあたりの見方にはかなり注意が必要。


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