最新・カモメ情報 2005.3.31 銚子漁港


アメリカセグロカモメ(ウスセグロカモメ)
Larus (argentatus) smithsonianus


手前はセグロカモメvegae


左手前はセグロカモメvegae。写真からは背中の濃さは少しの差のようにも見えるかもしれないが、実際現場ではセグロカモメの大群を見ていて視野に入るとやはりかなり目立つ。一般に曇りの日の方がトーンの差がはっきりわかりやすい。


この画像ではかなり背中のトーンに差が出ている。




初列風切裏面は黒くてミラーがあるセグロカモメと同様のパターン。ここがもしカナダカモメ風の淡色のパターンだった場合はシロカモメ関係の雑種の可能性がかなり高くなるので、smithsonianusらしい個体を見つけた場合ここは重要チェックポイント。



この個体の虹彩はクリアな淡色。ただし上の画像でもわかるように、写真では現場で見たままの淡さはなかなか出にくい。特に春先は日差しの角度が高いために瞼の影になりやすいようだ。

眼瞼はオレンジ色。状況により黄色っぽくも赤っぽくも見えたが、いずれにしても周囲のウミネコの濃い赤と比べるとかなり明るく軽い色に見えた。北米の写真を見ると、黄色〜オレンジ色の個体が多いが、セグロカモメ(vegae)同様に濃い赤に見えるものや、ピンク!?のように見えるものもある。ということで「オーバーラップはあるが基本的には黄色/オレンジ寄りの傾向が強い」という感じで考えていいと思う。


■参考


2005.2.24
この個体は毎年渡来している個体で、simithsonianusとして扱われてることも多いが、実はちょっと変な点が多く、シロカモメ系の雑種と共通する点もある。

総合すると、完全にsimithsonianusの範囲外とも言えないようにも思うので、simithsonianusとして扱うことに関してとりたてて反対はしていない。しかしちょっと変なところが多いのは確かなので雑種の可能性はあるように思う。この個体は背中の色が極端に淡いのでむしろ見つけやすいが、実はsimithsonianusとしては今日観察した上の個体のようなものの方が典型的で問題のない個体といえる。

2005.3.31 銚子漁港