ホイグリンカモメLarus heuglini 2005.2.24 銚子漁港


この個体の背中の色はほぼウミネコと同様の濃いグレー比較する相手のウミネコや状況によっては若干淡いように感じることもあり、オオセグロカモメの濃い個体よりは淡く見えたが、いずれにしてもセグロカモメ(vegae)よりは明らかに濃い。他のポイントも全て中東で見られるものと違いが見られないので、ホイグリンカモメ言って問題のない個体だと思う。


セグロカモメの群中ではかなり小さく、カナダカモメに近いサイズに見えた。やや中型カモメ的な軽い体型に見える。中東で見たホイグリンカモメは、時々♂タイプのかなり大柄でがっしりした個体もいたが、むしろこの個体のような小さい個体がかなり多かった。

※なお、80年代ごろからホイグリンカモメ(heuglini)は大きくがっしりしているように言われることが多かったが、日本で見ていてもホイグリンカモメらしい特徴の強い個体はむしろ小さくほっそりしている傾向があり、この点には前々からかなり疑問を感じていた。現在では、Olsen&Larsonの「Gulls」の測定値を見ても、翼長も嘴もむしろホイグリンカモメの方がセグロカモメ(vegae)より小さくなっており、その他の情報を総合してもやはり小さくほっそりしていることはむしろホイグリン的な傾向と考えていいだろう。


頸の斑は多くのセグロカモメよりかなり細くシャープに見える。










ウミネコとの比較。背の色が濃くてサイズも接近しているので、セグロカモメとウミネコの群中では一見むしろウミネコ寄りの印象に見えることもよくあった。




初列風切の黒はかなり多く、P10〜P3まで8枚分ある黒色部の内側には白色部はない。ミラーはとても小さい。もちろんこの黒の多さと白の少なさは年齢による部分も明らかにあると思うが、いずれにしてもいかにもホイグリンカモメらしいパターン。