20043月8日 千葉県銚子銚子漁港のアイスランドカモメ亜種glaucoidesと思われる個体 撮影・新條正志氏
この個体は下の2枚の写真を見た時点では、アイスランドカモメの可能性があるが大きさを比較できるカモメが写ってなかったので、かなり慎重に考えていた。その後、3〜5枚目の写真を見ることができ、ウミネコとの比較ができた。大きさはウミネコよりわずかに大きいだけであり、このことから大形カモメの標準的な個体よりかなり小さいものと思える。このページの下にオオセグロカモメとウミネコとアイスランドカモメの3種の大きさの比較写真を2枚載せたので参照していただきたい。嘴はウミネコと同じかやや小さくも見え、決して大きくはない。脚の長さもウミネコとほぼ同じで、これまで観察したアイスランドカモメも同様だった。以上のことから私個人的にはこの個体はアイスランドカモメと考えていいのではないかと思う。ただ写真のみでの判断であり、今後実際に見ることができるかもしれないので、最終的にはその後判断したい。典型的kumlieniより嘴にピンクが多く細めで、全体に華奢でglaucoidesの可能性の方が大きいのではないかと思う。(文・氏原巨雄)


腮(あご:下嘴の付け根付近)が影になっている。この状態のときは嘴が実際より長いように見えることが多い。一番上の2枚の写真も同様である。上から2段目の影の影響を受けていない写真では嘴がかなり短く見えている。


参考写真

ウミネコとオオセグロカモメの大きさの差を見ていただきたい。アイスランドカモメ(左)は2種の中間かややウミネコ寄りの大きさ。上の個体はウミネコより少し大きいだけであり、やはりかなり小さいということが解る。2001年1月13日(撮影・氏原道昭)

右のアイスランドカモメ第2回冬羽は他の大形カモメより非常に小さく、雌の可能性があるように思えた。それでもやはりウミネコよりは大きい。2002年3月25日(撮影・氏原巨雄)