最新・カモメ情報 2003.12.11 銚子漁港  M.Ujihara


天気が下り坂ということでギリギリまで迷いに迷ったが、せっかく準備してしまったので勢いで乗り込むことにした。着いてみたらカモメは非常に多く、もはや防波堤を8割方埋め尽くし、その上なお西方向から群れが止めどなくあとからあとからゾロゾロと流れてくる。やっぱり銚子はまさに「カモメの底無し沼」とでも言うべき非常に特異な場所であることを今更ながら実感させられた。


カナダカモメ おなじみ“いつものカナダ”初めの数時間はいくら探しつづけても出てこないので心配したが、双眼鏡でさ−っと流していたらいつのまにか目の前にいるのに気がついた。これで17年目の渡来となった。果たしてどこまで記録を伸ばすつもりだろうか。


セグロカモメ(左)とカナダカモメ(右) ケンコー スーパーテレスコープ8X32を使ってみた。やっぱりさすがに一万円台の写り(^^;)という感じは否めないが、こう見るとかえって「カナダは判り易い」というのが実感していただけるかと思う。1羽を凝視するよりこうして引いた視点で全体感を比較した方がむしろ判り易かったりするので、私は特に最近は「礁前」ではスコープよりも双眼鏡で見つけるケースの方が多いくらいだ。


何しろデジスコだとここでは間違いなくはみ出してしまうので、とりあえず飛翔パターンの証拠程度には使えそうだ。



遠くにもうひとつカナダが寝ていた。どうも毎年来ている“薄いの”だったようだが、このあと手前にウミネコやセグロが容赦なく降りてきて完全に埋もれてしまい、顔も見れずに終わってしまった。



モンゴルカモメ L.c? mongolicus
地味な黄色の嘴に黒斑、後頸と眼の周囲に比較的限定的に細めの斑、眼は淡色、上背はほぼ白っぽい実はこれが初冬のmongolicus成鳥冬羽の一つの基本パターンのように思う。初列風切の換羽はほぼ完成している。


P10〜P4まで7枚分に黒がある。Pierre Yesou, 2001 の繁殖地での調査データによると、この黒7枚パターンの個体はmongolicusでは74%, vegaeでは36%などとなっている。

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