最新・カモメ情報 2003.3.28 銚子漁港  


カモメの移動期に入ってユリカモメと中形カモメが増えていて、大形カモメは少なめ。群れが突然飛び出したり1日中落ち着かない。移動中の個体がかなり入ってきているようでその中に1羽、いつも見られているクロワカモメとは一見して別個体と判るクロワカモメがいた。2羽のクロワカモメは同時に30メートルほど離れて見られた。カナダカモメは2羽、シロカモメ、ワシカモメはかなり少なくなった。
クロワカモメ新個体 クロワカモメ越冬個体

2個体の比較
頭部の斑:2個体ともほぼ夏羽になっている。カモメは一部の例外を除いてほとんどの個体がまだ冬羽のままで、2個体のみのクロワカモメがいずれも夏羽なのは興味深い。ヨーロッパで記録されるクロワカモメの写真でもクロワカモメの方が夏羽になるのが早いのがわかる。
背の色:新個体の方がわずかだが淡いように感じた。北米の群れの写真でも若干濃淡に個体差があるが、この2個体のうちの新個体が淡いほうに相当し、越冬個体が濃いほうに相当するのではないかと思う。このようにクロワカモメは背の濃淡の差があまり大きくないようだが、カモメはウミネコに近い濃さからほぼクロワカモメの濃さまで濃淡の差が大きい。
嘴の黒斑:新個体のほうが若干幅が狭い
嘴、脚の色:新個体のほうがオレンジ色みが強く、これで別個体ということに気づいた。
初列風切のミラー:2個体とも2個のミラーがあり、大きさもほぼ同じように感じた。この2個体のミラーはクロワカモメとしては最も標準的で、北米ではこれよりP9のミラーがかなり大きいものもいれば、逆にP9のミラーが無くてP10のミラーももう少し小さめのものもいる。
初列風切各羽先端の白斑:これもこの2個体は比較的似ているが、新個体はP7とP6の白斑の大きさがほとんど近く、越冬個体はP6がやや大きく見える。
三列風切:白色部の幅は2羽ともほぼ同程度のようだが、新個体は右側の1枚が成長不良?のようで不自然に短い。
 

▼新クロワカモメ
 


次ページの写真へ⇒