最新・カモメ情報 2003年3月24日 千葉県銚子市銚子漁港のカモメ類
3月11日に観察されたカスピセグロカモメCaspian Gullではないかと思われる個体を再び観察することが出来た。今回は翼のパターンを撮影することが出来たが、Caspian Gullのパターンとまったく同じで、これで一応全ての識別点が一致することが判った。


▲中央の個体。クロワカモメが飛び去ったので、更にその右の群れを見ていると群れに埋もれて顔だけ出していた。

taimyrensis、mongolicusはvegae(セグロカモメ)より翼先端の黒色が多いが、この個体はvegaeよりも明らかに少なく、翼下面の黒色は先端寄りに限られている。

▲特徴的な真っ直ぐで細長い嘴。嘴角が発達していなくて、嘴下辺もほぼ直線に見える。

▲脚は黄色だがウミネコほど鮮やかな色ではない。taimyrensisのようなオレンジ色味もない。額のスロープが緩やかで、眼から先が長い印象がある。首は伸ばすとかなり長く、脚も長い。下のカナダカモメとは全ての面で対照的な形態をしている。
長鳴きの時の姿勢(アホウドリ類のような姿勢と例えられる)が近似種との識別に参考になるといわれている。セグロカモメ等では約45度の角度だがCaspian Gullではほぼ真上に向けて90度に近い角度に頭を挙げて鳴くという。3回長鳴きが観察されたが3度とも嘴をほぼ真上に向けて鳴いていた。声もかなり特徴があるので、注意して聞いておけば良かったが、距離があるのと、最近は特にウミネコが騒がしく、聴き取ることが出来なかった。


カナダカモメ(thayeriとkumlieniの中間個体?)この個体は毎年12月下旬から1月にかけて観察され、その後一時的に見られない時期があり、3月になるとまた観察されるようになり、カナダカモメの中では最も遅くまで銚子にいる(4月始めまで)

▲背の灰色は標準的なカナダカモメより淡くkumlieniに近い。野外ではかなり白っぽく見える個体だが、この写真ではその感じがあまり出ていない。
クロワカモメ 特別注目して探してはいなかったが、夕方5時頃「危険立ち入り禁止」の右20メートルほどのところでいつものように壁際にくっついて隠れている姿がスコープの視界に入ってきた。


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