たぶんsmithsonianus (ウスセグロカモメ)成鳥冬羽?
2003年2月22日青森県奥入瀬川河口 撮影・蛯名純一氏
この個体は一見すると全く
smithsonianusのように見える。虹彩、アイリング、頭部から胸にかけての斑の質と出方、頭部の形、背の色など全てsmithsonianusの典型的な特徴を備えているといっていい。しかし2枚目の写真で判るように初列風切が微妙に灰色みを帯びていて、3枚目の翼を広げた写真ではそのパターンがカナダカモメに似ているのが判る。シロカモメとsmithsonianusの雑種の可能性も考えられるが、アラスカで撮られたsmithsonianusの写真にはこのような初列風切がやや灰色を帯びて黒色が少なく見える(翼を広げた写真はないのでパターンは判らない)個体が見られる。この個体はアラスカから来たsmithsonianusなのだろうか? それらのアラスカのsmithsonianusが純粋なsmithsonianusかどうかは不明で、シロカモメの遺伝子が多少入っているのかもしれない。この後読んだアメリカのスティーブハウエル氏の著書の中にアメリカ北東部のsmithsonianusの翼のパターンが載っていて、このようなカナダカモメに似たパターンの個体が時々見られるということも記述されていた。


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