最新・カモメ情報 2002年11月16日 銚子漁港 M.Ujihara



今回も風があり、曇っていてかなり寒かった。カモメ類の数も比較的多く、常に出入りがある状態。


▲カナダカモメ 幼羽
現場に着いて端から群れをチェックし始めてまもなく、一見して中途半端に一様な灰褐色をした大型カモメ幼羽(セグロより一様だがワシカモメほどではない)がスコープに入る。極端に小さいタイプでもなく、初めは風で頭の羽毛が寝ていて嘴も長めに見えたので少し考えたが、しかしどう考えてもこれはカナダだ。その後上の段に上がったり、また下に降りたり、色んな状況を観察したら、やはり明らかに重心が低く、首を伸ばすと頭も周囲のセグロよりかなり細く見える。なんのことはない普通のカナダだった。カナダカモメ幼羽・第1回冬はオオセグロカモメの小型個体などと時にかなり識別しにくい場合があるが、この個体は十分わかりやすい。今シーズン初のカナダ若となった。


▲モンゴルカモメ(キアシセグロカモメ)L.c?mongolicus 第1回冬羽
今日はモンゴルカモメが結構多く、判りづらい個体も含めると10羽以上いたかもしれない。この個体は中でも非常に判りやすいもので、一見して全体が白くてコントラストが強い。肩羽はほとんど換羽してしまっており、三列風切や大雨覆(幼羽)は磨耗し始めている。脚が長くて色も薄いのが印象的だった。この時期のセグロカモメ(vegae)はまだほとんど綺麗な幼羽のままのものが多い。セグロカモメ幼羽も多く、今日は結構判りやすかった。


▲▼モンゴルカモメ(キアシセグロカモメ)L.c?mongolicus 第1回冬羽
肩羽が換羽しており、尾端や三列風切は磨耗している。左後ろに写っているのがセグロカモメ (vegae)。




▲ワライカモメ
午後3時ごろ、セグロカモメ群中になんとワライカモメが寝ているのを見つけた。初列風切は換羽を完了し、東京湾で見られたころより翼が長くなっている。東京湾のものより目の周りの黒がやや多く感じたが、色々な写真で比較するとけっこう似て見えるものもあり、またある程度変化している可能性もあるので同じ個体かもしれない。


▲カナダカモメ 幼羽(→第1回冬羽)
ワライカモメは15分ほどで飛び去り、4時近くなって群れの端を見たらいつのまにかまたカナダカモメが現れていた。しかも午前中とは別個体で、嘴も短く色も淡めで更に判りやすかった。



他に相変わらずワシカモメ1wが数羽、ミツユビカモメ1羽などが見られたが、シロカモメがみつからない。千人塚方面の距離の遠い所にもカモメは沢山いるが、近いところでこれだけいろいろ出てくると、とてもそちらまで見きれなかった。