最新・カモメ情報

 5月30日、波崎で撮影されたチャガシラカモメ Brown-headed Gull (Larus brunnicephalus) について
 
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撮影・宇野寿洋氏
 
 5月30日波崎で撮影された頭の黒いカモメの写真のコピーをある方から5点送っていただいた。その画像をここに掲載する許可をまだ頂いていないので、そのコピーから忠実に書き起こしたスケッチを掲載したのでご覧頂きたい。あまり鮮明ではないコピーからのスケッチなので実際に野外で観察した色彩などとはやや異なる点もあるかと思われるが、重要な識別点を見るにはさほど影響はないといっていいだろう。
 
 初列風切先端が黒く白いミラーがある。ユリカモメは初列風切のパターンがこのようになることはあり得ないので、ユリカモメの可能性はないと思われる。静止時も初列風切に白いミラーが見られる。他に比較的似ているゴビズキンカモメは翼後縁が白い帯状になることや形態が異なるなどから除外できる。虹彩の色は確認されていないとのことだが、他の特徴から考えてチャガシラカモメ以外該当する種はないと考えられる。虹彩が淡色であったかどうかは、かなり距離があるので、よほど意識して見ない限り確認できなかったのではないかと思う。同じ条件でウミネコを観察してみたが、かなり意識して観察して、やっと淡色ということが確認できるという程度で、一見すると暗色に見えた。

 下の8点の写真は30日午前中に宇野寿洋氏によって撮影されたもの。
 チャガシラカモメは嘴を水面につけて採餌していたとのこと。
 
上の2枚の写真でチャガシラカモメ(左)ユリカモメ(右)の違いがよく判る。チャガシラカモメのp10は付け根まで黒く、
白いミラーがあるのに対し、ユリカモメのp10は先端など一部が黒いだけで、大部分が白い。

撮影・宇野寿洋氏


 
チャガシラカモメ(右)と
ワライカモメ(左)

ワライカモメよりやや大きく写
っていることからユリカモメよ
り大きいのではないかと想像
できる。ゴビズキンカモメは
嘴がこれほど長くは見えない。
初列風切の裏の、ユリカモメ
では白い部分が黒いように写
っている。

撮影・長谷川厚司氏


 

  ●大きさーワライカモメよりわずかに大きい。
  ●頭部の色ー茶色く見え、嘴の付け根あたりはかなり淡色。
  ●後頭部ー白く、図鑑のアメリカズグロカモメなどのように、襟まで黒くない 
  ●嘴ー赤黒い感じ(ぼんやりとした色)で、太め。
  ●上面ー背の灰色はユリカモメと同程度の濃さ。
  ●静止時の初列風切はほぼ全部黒く見え、白黒パターンはない。
  ●足はかなり鮮明な赤色。
                 (この個体を午後、観察された鈴木紀雄氏のコメント)


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