分散
武器博物館、受付の端末の前で四苦八苦する浩之とそれを見守るあかり。
そんな二人の前に、他の場所を調査していた祐介とティリアが階段を下りてやってきた。
「どうだった? 浩之」
「全然ダメだな、めぼしいのはもう他のヤツにもちだされちまった、残ってるのはせいぜい火縄銃と弓矢くらいだな」
できれば、近接様の武器よりも遠くから攻撃できる銃火器をと思った浩之だったが、その試みは早くも挫折を迎えてしまったようだった。
「そう、とりあえずこっちも収穫は殆どなしだった。毛布とかそういうのも全然無いんだ」
「食料もか?」
「そっか、ソイツはまいったなー、売店から頂いてきた食料もたいしたことはないし」
「そういえば、沙織ちゃんたちは?」
「ああ、彼女ならサラ達と一緒に出かけていったぜ、食えそうなモンを見つけてくるとさ」
「食べられそうなもの、か・・・外は危険だからできればあまり出歩かない方がいいんだけどな」
「サラ達が一緒なら大丈夫よ、多分」
「そりゃ、そうかもしれないけどさ」
「ま、いいんじゃねーの、沙織のヤツもモーニングスターとか言う武器を持っていったし」
おきらくな浩之のの言葉をきいてますます心配する祐介。
「浩之ちゃん」
「んだ、あかり」
「そと、雨が降ってきそうだよ」
「げ、マジかよ」
そんなあかりの言葉に、祐介が決断を下した。
「やっぱり、僕は外に言って沙織ちゃんを探してくるよ」
「おい、待てよ」
しかし、静止も聞かず外に飛び出す祐介。
「たく、しょうがねぇな……」
「どうしようか、浩之ちゃん」
「ほっとくわけにもいかねぇだろ、追いかける。あかり、おまえは危ねぇからここに残ってどこかに隠れておけ」
そういうと、連射の利くクロスボウを端末を使って呼び出そうとする浩之。
一分と経たずに、受付奥の壁が開いてそこから呼び出した武器が現れる、それを引っつかむと浩之はティリアとともに外に飛び出した。
【サラ、エリア、沙織外出、沙織はモーニングスター所持】
【祐介、沙織を心配して外へ、武器なし】
【ティリア、浩之、やや遅れて出発、浩之の武器はクロスボウ】
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