魔術師
小さな部屋でかったるそうな声があがった
「ふぁ・・・」
ゆっくりと背伸びしながら彼女は眠りから覚めた
「あ〜。だる〜」
と言いつつなるはずもない肩をコキコキならそうとした。
もう三百年以上この行動で彼女は目覚める。
(でも、マイッタわね〜。あいつらに捕まってあんなもん作るとは・・・)
と思いつつ、ここ最近の彼女がはまってるセブンスターという煙草を探す。
「あ、ないでやんの」
(魔力もだいぶ戻ったことだし、今度誰かの体で買いにいくか〜)
などと考えていると。
「??」
(結界が弱くなってる・・・。)
彼女を束縛していた結界が極端に弱くなっているのである。
この結界はコンピュータ制御されて更にユンナの力も加わって作られいる強固な代物である。
おそらく、超先生が死に朝鮮製が機動したからシステムに不備がでたのであろう。
更に、その影響でユンナの結界の方にも影響が出て結界の効果を弱めてしまったのである。
(何かあったのかな?この状態なら体さえあれば煙草買いに行けるわね〜)
どこかC調な彼女の考えは奇跡的に重要なことを思い出させた。
(ついでにルミラやアレイを助け出せるかも)
「まあ、ここ建物の状況でも調べますか」
と言って、
「〜〜〜〜〜〜」
絵の中の魔族、メイフィアは簡単に呪文を唱えた。
(この建物ですでに人が死んじゃったのか〜)
「ん?」
メイフィアの思念の中にノイズが飛び込んできた
『・・・・』
(魂だね、この感じは・・・。おそらくさっき死んだ人の。ちょっと遠いな、呼び寄せよう)
「〜〜〜」
また、呪文を唱えた。
『・・・』
(来た来た)
メイフィアは満足そうに微笑んだ。
〜十数分後〜
(まあ、そういうわけでちょっと体借りるね)
『・・・』
(大丈夫、契約は果たすよ〜。だからそっちも守ってね。絵の中に入っててユンナとかいう天使がきたら、適当にごまかせばいいから)
『・・・』
(貴方の格好は私に変身させとくね〜。これでばれないから、多分)
『・・・』
(そんな顔しないの、せっかく可愛いんだから。できるだけ助ける努力はするからさ〜)
(それじゃ、そろそろ行くね〜)
「〜〜〜〜〜、〜〜〜〜〜〜」
メイフィアは光球になり一気に飛んでいった。
そして、メイフィアの居た絵には心配顔のメイフィアが表れた。
【メイフィア、すでに死亡した参加者(女の子)の魂を影武者に置き脱出。その死亡した体を操り行動を開始】
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