(無題)



便所から戻ってみたら、幼女と少女は喰われてました。

とりあえず、便所いって良かった。
それが第一印象でした。
そしてその後。あの二人の分まで強く生きよう。生徒会をもっと良くしよう。
倉田さんにもっと好かれるような人になろう。
と思いました。
だから自分のまずすべきことはここから逃げることです。
というわけで逃げます。
さようなら、さいかちゃん、砧ちゃん。

その時、気づいてみると女便所の入り口に、同じようを足しにいった残りの一人の少女が倒れているのを発見しました。
あの光景をみて気を失ってしまったのでしょう。無理もありません。
確か上月澪さんという人のはずです。口が不自由な人ですがそのかわりにスケッチブックに文字を書いています。かわいらしい笑顔と大きなリボンが特徴です。
ここでほうっておいてワニの餌にして時間稼ぎをすることも考慮しましたが、結局助けて連れて行くことにしました。
だってここで助ければ恩ができます。
もしかしたら彼女になれるかもしれないのです。

それは男子高校生、並びに久瀬秀一にとって命よりでかいことなのです。



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