シスコンズ
「ワォ、ファンタスティックね!正にハンティングね!これぞ獅子奮迅ね!」
「そ、そんな事言ってる場合じゃないと思うよ宮内さん…後その用法は間違ってると思うよ…」
はしゃぐレミィをたしなめる理緒。
そんな女子高生2人を見つつ、月島拓也と緒方英二は座りこんで話をしていた。
「『あれ』はなんなんでしょうね」
「さぁ?判らないな。とはいえ、何とかしなくちゃいけないのは確かだね」
「何とか、とは?」
「それを考えるのはぼくの仕事じゃないさ、青年。
ぼくの仕事はぼくと理奈が生き残る方法を見つけることだ」
そう言うと、英二は立ち上がりレミィと理緒に話しかける。
その背中を見ながら、拓也は英二の妹に対する感情について考えていた。
口調こそのんびりしていたものの、英二は真剣に妹の事を心配しているのだろう。
ちょうど、今の自分と同じように。
「さ、とりあえず行こうじゃないか」
「どこへですか?」
聞き返してきた理緒に対して、英二が口を開いた時、
「何かいるっ!」
「何かいるネっ!」
拓也とレミィの声が重なった。
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