画家のステートメント
私はピース・リバー地方に生まれ、幼い頃から、自然界の魅力に心を引き付けられていました。以来、それは、限りなく重要なインスピレーションとなっています。たとえ大学で美学や美術史を教えたにしても、歴史全体の題材の広さには賞賛を送りたいですし、風景画の分野には最も魅了されてきました。ここカナダには、トム・サムソンや「7人のグループ」、エミリー・カーやジャック・テイラーのような先駆者達を通して、ユニークな伝承があります。彼等の哲学は、広大な屋外に目を向け自らの視覚とスケッチに確信を抱くように教えていますし、また、希望も与えてくれます。創造的に考え、他の人の真似をしないように勧めています。創意に富んだ心にとって、ありのままの世界は、挑戦に満ちているのです!
何年間も違う芸術畑で仕事をしましたが、油絵が一番好きです。常に携帯はできなくても、薄められない性質上、素朴な山の中腹や高山の姿を、理想的に表現できます。荷物を背負って歩き回った年月も、人里離れた火の見やぐらでの長い月日も、高山は、対象となるものを無限に呈してくれました。私の見解と共に、天候の劇的な変化にも大きく左右されます。
芸術の世界に触れたり何があったのかを知ることは、魅力的である一方で、私にとっては二次的でもあります。質は時間を超越している、と信じています。もしも形式が大切なら、時代を超えて生き延び、発展していきます。もしも人が感嘆の念を持ち、絵画のような特異な分野に関わるなら、発展や成就は自然に伴ってくるのです。
| 1999年2月 |
| ロバート・ゲスト |