「EM7使用上のノウハウ」


Update(1998/08/15)
EM7は残念ながら、使用するTOWNS (CPU POWER) によって実行速度がある程度
決まってしまっている様です。かと言って、EM7を高速に楽しむ為にV−TOWNSを購
入する人はいないと思います。
そこで、皆さんが現在使用しているTOWNSで高速に且つ気分よく(?)EM7を楽しむ為の
方法を私の独断と偏見で解説したいと思います。(TODAKENさん、ウソ書いてたらご指
導下さい。)
本掲載内容について実際に試してみる場合、6809のマシン語・FDC(フロッピーディ
スクコントローラー)・BIOS等の知識が必要な場合があります。ここに記載した内容の
他に、こう言った方法が有るよ〜と言う様な事があれば、お教え下さい。本ページに掲
載させて頂きます。それでは、初まり、始まり・・・。

☆☆☆処理速度の向上☆☆☆

1.メディア変更による処理速度の向上
      EM7に添付されているTM−7ツールを使用して、フロッピーディスク版ソフト及びテープ版ソフトをイメ
      ージ化(VFD,VTP形式)してしまいましょう。データの読み込み速度が向上して気分よく始められます
      。特に、テープ版ソフトのイメージファイル(VTP形式)の読み込みは、数倍以上速くなります。
      イメージファイルを作成に関するノウハウについては、下記以降を参照下さい。

2.RAMディスク使用による処理速度の向上
      VFD,VTP形式にしたイメージファイルは、フロッピーディスクでの運用は可能ですが、フロッピーディス
      クへのアクセススピードが他デバイス(HDD,RAM DISK,MO)と比べて、非常に処理時間がか
      かります。これでは、VFD,VTP形式にしたメリットが有りません。できるだけ、ハードディスクにイメー
      ジファイルを保存して使用しましょう。また、皆さんが使用しているTOWNSでシステム意外にメモリー
      の余裕が有りましたら、RAMディスクを設定してVFD,VTP形式のイメージファイルをそこに保存して使
      用してみて下さい。(RAMディスクの設定は、マニュアルを参照下さい。)
      ハードディスク運用よりは速い様ですよ。(気分の問題かも・・・)

      余談になりますが、『ゲームラボ』(’97年6月号)の106ページにRAMの増設に関する記事が掲載
      されています。興味のある方は、本を入手して増設してみて下さい。純正品を買うより安く増設出来ま
      す。(今となっては、純正品を入手する事すら困難かも・・・)
      ちなみに、私は、DOV/V用72ピン60nのSIMM(パリ有り、16MB)を無改造で増設して使用して
      いますが問題有りません。


3.WAIT(ウエイト)変更による処理速度の向上
      初期型TOWNS(グレイ色)を持っている皆さんは、AB2.COMと言うWAITを変更するプログラムが
      有りますので、上記事項を組み合わせて使用してみて下さい。
      AB2.COMはNIFTY−Serveにアップされています。また、フリーウェアコレクションCDの中にも入っ
      ていますので、そちらから入手して下さい。新型TOWNS(白色)の場合、NO WAITの状態で出荷され
      ていますので、使用しても効果は得られないと思います。TOWNS−OS上には、WAITを変更する為
      のツールが初めから付いていますので、システム起動時WAITがかかっている場合は、NO WAITの
      設定にして使用して下さい。又は、システム起動時にキーボードの”F”キーを押したままの状態でTO
      WNS−OSを起動する事によりNO WAIT設定で起動する事が出来ます。

4.マシン語への変更による処理速度の向上
      EM7上で実行しようとしているプログラムがF−BASICなら、マシン語に変更してしまいましょう。
      マシン語が分からないと言う方は、Kコンパイラ(コムパック)の文法に従ってソースプログラムの一部を
      変更し、コンパイルを行い、出力されたファイルを使用してみて下さい。
      当方は、Kコンパイラを使用した事が有りませんので、どれくらい処理速度が向上するか分かりません
      が、BASICとマシン語で同じ処理を行った場合、数倍以上マシン語の方が処理速度が速いです。

5.上位Towns−OS使用による処理速度の向上
      このEM−7がリリースされたのは、1994年でした。それから、数年の間に”Towns−OS”は改版さ
      れて、「Towns−OS V2.1 L51」となっています。上位バージョンの”Towns−OS”はシステム的
      にカスタマイズされており、昔のTOWNS用ゲーム等をやった場合、明らかに処理速度が向上してい
      ます。よって、EM−7も上位の”Towns−OS”を使用すれば、速くなるはずです。

6.EM−7(サブシステムエミュレート無し)使用による処理速度の向上
      サブシステムに独自のマシン語ルーチンを置かないプログラムであれば、サブシステムをエミュレート
      しないEM−7を使用した方が、気持ちよく楽しめます。
      一般的に市販されていたソフトのほとんどは、表示速度の向上を図る為に、サブシステムにプログラム
      を置いているケースがほとんどでした。市販ソフトの中にも、サブシステムにプログラムを送らないで処
      理している物も有りますので、EM−7Sを実行する前にEM−7で動作確認してみて下さい。運良く動
      くかも・・・(^^;)
      尚、EM−7のグラフィック関連は、TOWNSの本来の機能を使用していますので、表示処理は速くな
      っています。F−BASICだけのプログラムを実行するのであれば、サブシステムのエミュレートを行っ
      ていないEM−7を使用する事をお勧めします。

☆☆☆VFDに関して☆☆☆

1.FM−7シリーズ及びEM7上で正常に動作するが、VFDが作成出来ない場合の対処方法。
      私が確認している限りでは、その原因として二つ考えられます。
      一つは"SECTOR LENGTH"が5(通常の320KBフォーマット時は1)であっても、FM−7のフロッピ
      ーディスクドライブでは256バイト/セクタと判断してデータを読み込んでしまう現象です。FM−7とT
      OWNSでは使用しているFDCが違う為、正しく読み出しが出来ない物と思われます。
      もう一つはフロッピーディスクのフォーマット(セクタ長)が途中から変更されていると言った場合です。
      以上の二点の対処方法について以下に示しますが、必ずVFDが作成されるとは限りませんのでご了
      承下さい。

[Sector Length対処方法]
      必要なハード:FM-7+3.5FD 又はFM-77シリーズ・AVシリーズ
      FM−7上で、通常にフォーマットした320KBディスクにVOLCOPYする事により、EM7上で動作する
      フロッピーディスクが作成出来ます。作成したフロッピーディスクが、正常にEM7上で機動するか確認
      して下さい。正常に機動出来たら、TM−7を使用してVFDを作成して下さい。機動出来ない場合は、
      再度ディスクのフォーマットから行ってみて下さい。それでも駄目な場合は、コピーツールを使用する
      かプログラムを解析して、不具合部分のプログラムを修正するしかありません。

[可変長フォーマット]
      必要なハード:FM-7+3.5FD 又はFM-77シリーズ・AVシリーズ
      必要なソフト:ディスク解析ツール(FM-7シリーズ用)
      ディスク解析ツールを使用してディスク内の各トラックのセクタ長を調べます。FM−7上で、可変長部
      分以外のトラック部分を全てコピーします。セクタ長が他のトラックと違う所を見つけたらその部分のセ
      クタ長を変更してコピーします。例えば、128バイト長のセクタがあった場合、256バイトのセクタに先
      頭からデータを詰めてコピーします。残りの128バイトにはダミーのデータとして$FF等を入れておきま
      す。コピーが終了したら、実際にEM7上で動作するか確認して下さい。問題無く動作したらVFDを作
      成して下さい。正しく動作しない場合は、プログラムを書換えるしか方法が無いと思います。
      以上の方法は上級者向きで、6809及びFDCに関する知識が無いと動作させるのは困難かと思いま
      す。


2.FDからの起動は出来るが、作成したVFDファイルから起動出来ない場合の対処方法。
      オリジナルのフロッピーディスク内のセクタナンバーが規定値より大きい物が使用されている可能性が
      あります。ディスク解析ツールを使用してフロッピーディスクのセクタ数及びセクタナンバーを確認して
      みて下さい。通常セクタ数は1〜16、トラック数は0〜39となっています。(サイド有りの場合)この値
      を越えるセクタナンバーが有ればセクタナンバーが規定値内に納まる様にプログラムを変更する必要
      が有ります。(上級者向き)
      一番簡単な対処方法は、FM-7上で動作するコピーツールを使用してバックアップを取り、そのフロッピ
      ーディスクからVFDを作成する方法です。コピーツールは、プロテクトの解除及びセクタ長・トラック数の
      変更を同時に行ってくれ、何も手を加える事なくてもEM−7で使用できる物を作成してくれる場合が有
      ります。

☆☆☆VTPに関して☆☆☆

1.テープ版が正しくロード動作しない場合の対処方法。
      FM−7シリーズ上でテープ版のソフトをフロッピーディスクにバックアップを取ります。
      バックアップを取ったフロッピーディスクでプログラムが機動するか確認して下さい。動作する様であれ
      ばVFDファイルを作成して使用して下さい。物によっては、ROMモード機動時と同じフリーエリアが無い
      と起動出来ないプログラムが有るかも知れません。
      T-DOS(フリーエリアを使用しないディスクオペレーティングシステム)を使用すれば回避出来る場合が
      有ります。

2.初めに読み込むファイルがマシン語ファイル(loadm"****",r)で、正しく実行されている様なのだが、
それ以降のファイルが正しく読み込まれない場合の対処方法。
      最初に読み込まれるファイがマシン語ファイルの場合は、最初に読み込んだファイルの逆アセンブラを
      して、後に続くファイルのデータ構造及び処理の流れを解析する必要が有ります。解析が済んだら、フ
      ロッピーディスク上でプログラムが機動出来る様に修正します。その上で、VFDを作成してみて下さい。
      この場合は、6809のマシン語及びFM−7のハードについて知っていないと、対応出来ません。

☆☆☆EM−7の設定に関して☆☆☆

1.ワークエリアの有効活用方法。
      EM7を使用する上で、RS232C関連を使用しないのであれば、設定を常にOFFにしておきましょう。
      フリーエリアが200byt程度増えます。テープ等のゲームをロードして遊ぶ際には、有効かと思います。
      (情報提供:松島さん)

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