
”女性の為の物語”
アカデミー賞に9部門ノミネートされ、
ニコール・キッドマンが主演女優賞を獲得した作品でもあります。
この頃 ニコール自身が実生活で夫(後に離婚)と上手くいっていなかった事を考えると、
彼女自身の経験がこの映画に反映されているのかもしれませんね。
(映画ではほとんどノーメイクで迫真の演技を見せてくれています)
物語は実在した作家ヴァージニア・ウルフ(59歳で自殺)を中心に展開します。
1923年 作家 ヴァージニア・ウルフ。(ニコール・キッドマン)
1951年 ローラ (ジュリアン・ムーア)
2001 クラリッサ (メリル・ストリープ)
ヴァージニア・ウルフは精神を病んでいました。
夫は良かれと思い彼女を田舎へと閉じ込めます。
でも 彼女が本当に求めていたのは、
都会(ロンドン)の暴力的な刺激だったのです。
ローラの悩みは、
良妻賢母であるべきだという社会に対するしがらみ。
夫を愛し子供を大切にしている振りをし続けなければいけないという苦しみ。。。
「大好きだって伝える為にケーキを焼くのよ。」
「焼かないと伝わらないの?」
この時代
妻のほうから夫に離婚するなんてもっての他。
そして彼女は自殺を決意するのですが。。。
この3人の中で、
現代に生きるクラリッサが一見 一番幸せそうに見えます。
彼はエイズで苦しむ親友リチャードの詩をコンクールで受賞させる為に
全てを犠牲にして力を注いできました。
「人は誰かの為に生きている。」
「俺が死んだら今度は誰の為に生きるんだ?」
私は彼女の苦しみ以上にリチャードの苦しみが分かりました。
「君は僕にとって最高の恋人だった。
そろそろ僕を解放してくれ。。。」
リチャードは、
自分を捨てて出て行ったローラの実の息子だったのです。
そしてローラは
クラリッサの口から
自分が捨てて行った子リチャードが、
その後どういう人生を歩んだのか?を聞かされる事となるのです。
「私だけが生き残ってしまった。。。」
「あの朝思ったの。
今日が幸せの始まりだと。
でも違った。
あの時が幸せだった。」
幸せは未来にあるものではない。
彼女達は三者三様 自分の為に決断した。
人生は一度だけ。
あなたは誰の為に生きていますか?